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2024年11月25日
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【タカシに催眠術をかけるボクっ娘】
2010年05月16日
ボクっ娘が催眠術を覚えたと言い出したので、でこぴんしてやった。
「なにすんだよぉ! ホントに覚えたんだよぉ!」
半泣きでおでこを抑えるボクっ娘に、俺は馬鹿にして言った。
「ボクっ娘のことだ、催眠術と間違えて脳破壊光線でも覚えたんだろ」
「ボクっ娘じゃなくて梓ぁ! いい加減に覚えてよぉ! それに、脳破壊光線なんて覚えてないよぉ! ホントに催眠じゅちゅ覚えたんだからぁ!」
なるほど、催眠じゅちゅなら梓にも使えるだろう。
「いいから、やるよ! この5円玉見ててね」
梓は5円玉を取り出し、糸で縛って俺の前で揺らし始めた。
「また古いなぁ……」
「いーから見てて! あなたはだんだん眠くなる、眠くなるぅ~」
……全然眠たくならない。ま、いいか。寝たフリしてやろう。ぐぅ。
「……あ、寝た? 寝ちゃった? ふふーん、ボクってすごい!」
寝てねぇ。フリだ馬鹿。
「……じゃ、じゃあ、あなたはだんだん目が覚める~、そして目が覚めたらボクの言うことをきく~」
……そういうことか。まぁいいや、乗ってやろう。
俺は目を開き、努めて目をうつろにして催眠術にかかったフリをした。
「……か、かかってるよね? 大丈夫だよね? ……こほん。え、えっと、……ボクを、ぎゅってして」
……こいつは、また。しゃーねえ、してやるか。
俺は梓の小さな体を抱きしめた。
「わ……わ、ホントにした。……えっとね、じゃね、次はね、ボクの頭を……なでなでして」
……ぼちぼち魂胆が読めてきた。とりあえず、なでてやろう。
頭をなでると、梓は目をぎゅっとつむり、袖からわずかに出た手を握り締めた。
「あぅ、くぅん……。つ、次はえっと……ぼ、ボクをお嫁さんに……」
「するか馬鹿」
「ひゃああああ! お、起きてたの?」
「起きてた。しかも催眠術になんかかかってない」
「う……ひ、ひどいよ! ボク、てっきり催眠じゅちゅにかかってたとばっかり……あうう、恥ずかしくて死にそうだよぉ!」
真っ赤な顔を手で覆い隠す梓に、俺は笑って言った。
「仕方ないよ。梓は抱っこしてだの、なでなでしてだの言うエロ娘なんだから」
「ボクはエロくないよぉ! エロいのはタカシだよぉ! いっつもボクのおっぱい触るくせに!」
「それは触って大きくしてやろうという親切心だ。なに、気にするな」
「巨大なお世話だよぉ! だいたい、なんでかかったフリなんてしたんだよ?」
「ドッキリあんど嫌がらせ。成功した?」
「大成功だよぉ! タカシのいじめっこ! うわ~ん!」
盛大に泣き出した梓の頭をなでながら、俺はできるだけぶっきらぼうに言った。
「……ま、嫁にするのはもうちょっとしっかりしてからだな。お互いに」
「……え? いま、なんて?」
「なんでもない。空耳だろ」
くそ、赤くなるな俺の顔。
「……そっか、空耳かぁ。……えへ♪」
泣きやんだ梓は、幸せそうになでられていた。
「なにすんだよぉ! ホントに覚えたんだよぉ!」
半泣きでおでこを抑えるボクっ娘に、俺は馬鹿にして言った。
「ボクっ娘のことだ、催眠術と間違えて脳破壊光線でも覚えたんだろ」
「ボクっ娘じゃなくて梓ぁ! いい加減に覚えてよぉ! それに、脳破壊光線なんて覚えてないよぉ! ホントに催眠じゅちゅ覚えたんだからぁ!」
なるほど、催眠じゅちゅなら梓にも使えるだろう。
「いいから、やるよ! この5円玉見ててね」
梓は5円玉を取り出し、糸で縛って俺の前で揺らし始めた。
「また古いなぁ……」
「いーから見てて! あなたはだんだん眠くなる、眠くなるぅ~」
……全然眠たくならない。ま、いいか。寝たフリしてやろう。ぐぅ。
「……あ、寝た? 寝ちゃった? ふふーん、ボクってすごい!」
寝てねぇ。フリだ馬鹿。
「……じゃ、じゃあ、あなたはだんだん目が覚める~、そして目が覚めたらボクの言うことをきく~」
……そういうことか。まぁいいや、乗ってやろう。
俺は目を開き、努めて目をうつろにして催眠術にかかったフリをした。
「……か、かかってるよね? 大丈夫だよね? ……こほん。え、えっと、……ボクを、ぎゅってして」
……こいつは、また。しゃーねえ、してやるか。
俺は梓の小さな体を抱きしめた。
「わ……わ、ホントにした。……えっとね、じゃね、次はね、ボクの頭を……なでなでして」
……ぼちぼち魂胆が読めてきた。とりあえず、なでてやろう。
頭をなでると、梓は目をぎゅっとつむり、袖からわずかに出た手を握り締めた。
「あぅ、くぅん……。つ、次はえっと……ぼ、ボクをお嫁さんに……」
「するか馬鹿」
「ひゃああああ! お、起きてたの?」
「起きてた。しかも催眠術になんかかかってない」
「う……ひ、ひどいよ! ボク、てっきり催眠じゅちゅにかかってたとばっかり……あうう、恥ずかしくて死にそうだよぉ!」
真っ赤な顔を手で覆い隠す梓に、俺は笑って言った。
「仕方ないよ。梓は抱っこしてだの、なでなでしてだの言うエロ娘なんだから」
「ボクはエロくないよぉ! エロいのはタカシだよぉ! いっつもボクのおっぱい触るくせに!」
「それは触って大きくしてやろうという親切心だ。なに、気にするな」
「巨大なお世話だよぉ! だいたい、なんでかかったフリなんてしたんだよ?」
「ドッキリあんど嫌がらせ。成功した?」
「大成功だよぉ! タカシのいじめっこ! うわ~ん!」
盛大に泣き出した梓の頭をなでながら、俺はできるだけぶっきらぼうに言った。
「……ま、嫁にするのはもうちょっとしっかりしてからだな。お互いに」
「……え? いま、なんて?」
「なんでもない。空耳だろ」
くそ、赤くなるな俺の顔。
「……そっか、空耳かぁ。……えへ♪」
泣きやんだ梓は、幸せそうになでられていた。
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