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2024年11月22日
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【きつねそばにきつねが入っていると思っているツンデレ】
2010年04月30日
たまには学食でそばを食う。ずるずるずる、おいしい。
「あっ、タカシ。おいしそうだね、それ」
隣の席にボクっ娘がやって来た。手に持ってるのは親子丼か。
「秋深し きつねそば食う 美味しいな」
「……? それ、きつね入ってないよ? 学食のおばさん入れ忘れてるよ」
梓は平気な顔してお馬鹿なことを言うので侮れない。
「狐が食いたいなら、動物園に活きのいいのが入荷したらしいぞ。盗ってこようか?」
「盗らなくていいよっ! ……でも、なんできつね入ってないんだろう。ここの学食変だよね」
前々から思っていたのだけど、このお嬢さんは実は凄く頭が悪いんじゃないだろうか。
「梓、10たす3はいくつだ?」
「……タカシ、ボクのこと馬鹿にしてるでしょ。それくらい分かるよ、13だよ!」
「じゃあ251かける43わる11は?」
「えっ? ええと、ええと、ええと……そんなの分かるわけないよ!」
そりゃそうだろうと思いながらそばをすする。
「もうっ! いっつもボクを馬鹿にして! 大っ嫌い!」
「俺は好きだけどな」
「えっ……えええええ!?」
「特にこの鳥肉が最高」
「それボクの親子丼だよ! 勝手に食うな! ていうか好きって親子丼のこと!?」
親子丼おいしいなぁもぐもぐもぐ。
「黙ってもぐもぐ食べるなよぉ! なに不思議そうな顔してんだよぉ!」
「食事は黙ってしましょうと教わらなかったか?」
「教わったけど、人の物を取ってはいけませんとも教わらなかった?」
「お腹が空いたんだ」
「だからって取るなよぉ! ボクの分ほとんど残ってないじゃん!」
「うるさいなぁ……ほら、俺のそばやるよ」
「まぁ、それならいいけど。……やっぱりきつね入ってない。なんでかなぁ」
不思議そうな顔でそばをかき混ぜてる梓を、ちょっと可愛いなんて思ってしまったのは内緒だ。
「あっ、タカシ。おいしそうだね、それ」
隣の席にボクっ娘がやって来た。手に持ってるのは親子丼か。
「秋深し きつねそば食う 美味しいな」
「……? それ、きつね入ってないよ? 学食のおばさん入れ忘れてるよ」
梓は平気な顔してお馬鹿なことを言うので侮れない。
「狐が食いたいなら、動物園に活きのいいのが入荷したらしいぞ。盗ってこようか?」
「盗らなくていいよっ! ……でも、なんできつね入ってないんだろう。ここの学食変だよね」
前々から思っていたのだけど、このお嬢さんは実は凄く頭が悪いんじゃないだろうか。
「梓、10たす3はいくつだ?」
「……タカシ、ボクのこと馬鹿にしてるでしょ。それくらい分かるよ、13だよ!」
「じゃあ251かける43わる11は?」
「えっ? ええと、ええと、ええと……そんなの分かるわけないよ!」
そりゃそうだろうと思いながらそばをすする。
「もうっ! いっつもボクを馬鹿にして! 大っ嫌い!」
「俺は好きだけどな」
「えっ……えええええ!?」
「特にこの鳥肉が最高」
「それボクの親子丼だよ! 勝手に食うな! ていうか好きって親子丼のこと!?」
親子丼おいしいなぁもぐもぐもぐ。
「黙ってもぐもぐ食べるなよぉ! なに不思議そうな顔してんだよぉ!」
「食事は黙ってしましょうと教わらなかったか?」
「教わったけど、人の物を取ってはいけませんとも教わらなかった?」
「お腹が空いたんだ」
「だからって取るなよぉ! ボクの分ほとんど残ってないじゃん!」
「うるさいなぁ……ほら、俺のそばやるよ」
「まぁ、それならいいけど。……やっぱりきつね入ってない。なんでかなぁ」
不思議そうな顔でそばをかき混ぜてる梓を、ちょっと可愛いなんて思ってしまったのは内緒だ。
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