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2024年11月27日
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【ツンツンしたらデレたようです】
2010年02月23日
ふとしたことで遊びに来てた大谷先生を怒らせてしまった。
「もー別府くんなんて知りませんっ! 一人でうにゃうにゃしててください、ばかーっ!」
「待て、うにゃうにゃって具体的にどうすればいいんだ、先生、せんせいーっ!」
俺の悲痛(?)な叫びを無視し、先生は部屋から出て行ってしまった。
……うーん、怒りっぽいなあ先生は。もっとも、からかい過ぎた俺も悪いか。仕方ない、謝ろう。
どうやって謝るか思案しながら家を出て、近所にある先生の家へ。インターホンを押すと、ほどなくして先生が出た。
『……はい』
「あ、俺俺。開けて」
『…………』
先生は無言で切った。よし、ナイス度胸。インターホン連打ぴんぽんぴんぽんぴぽぴぽぴぴぴぴぴ!
『うるさいです近所迷惑です先生迷惑ですっ!』
「開けてくれるまで連打が続く地獄」
『ぐうううう……どうぞ』
玄関を潜り、廊下を抜け、先生が待つ部屋へ。ファンシーなぬいぐるみが訪問者を睨みつける実に居心地の悪い部屋の中心で、先生は座っていた。
「…………」
「このちんまい生物(恐らく幼体)は機嫌を損ねているのか、ご主人様が来たというのにそっぽを向いて座っていた」
「誰に言ってるんですか! ちんまくないですし幼体とか意味分かんないですしなまものって言わないで欲しいですっ! あと、別府くんはご主人様でもなんでもなくてただの生徒ですっ! ……ぜはーぜはー」
「先生、つっこみすぎて息が荒いぞ。ほら、これでも飲んで落ち着け」
テーブルの上に置いてあった牛乳を先生に手渡す。
「あ、ありがとございます。ごくごく……」
「精液」
「ぶはーっ!」
勢いよく先生が牛乳を吐いた。
「ななな、なんてこと言うのですか! ばか、えっち!」
「いや、そうだったらいいなーっていう俺の想念が口からついて出ただけなんだ。雲が綿菓子だったらいいのになーって思うような子供のような純真な心を持ってるんだ。そんな純真な俺を褒めろ」
「純真な心の持ち主は牛乳をせ、せ、……な、なんかそーゆーこと言いません!」
「なんかそーゆーことって?」
「だ、だから……そーゆーことです!」
「だから? 具体的に?」
「う、うう……別府くんのえっち! 先生にえっちなこと言わせたいだけでしょ!」
「なんならえっちなこともしたい。その幼い肢体をもみくちゃにしたい」
「ひええええっ!」
先生は部屋の隅っこに逃げて震えている。……ととっ、いかんいかん。謝りに来たのだった。この先生を見ると、ついついいじめてしまう。
「先生のないすばでーが生徒を籠絡させてしまいました! こ、このままでは先生、貞操の危機です!」
なんか余裕あるっぽい。もうちょっといじろうか。……いやいやいや。終わらないし、とっとと謝って帰ろう。
「や、先生、そうじゃなくて」
「う?」
う、と言いながら先生は稚児のような表情で俺を見上げた。ちょっとクラッとくる。
「ど、どしました? 貧血ですか?」
「や、違う。ちょっと属性の野郎が顔を出しまして」
「ぞくせー?」
「……っ! そ、そう、属性。全く、事あるごとに顔を出しやがる」
「?」
先生はよく分からないのか、ちょこんと首をかしげた。全く、この先生は、計算でやってないのだから質が悪い。俺だからよかったものの、アレな人間だったら今頃調教されてるぞ。
「ところで先生、俺に飼われない?」
「はい?」
しまった、俺はアレな人間だった。必死で脳内の真人間スイッチを入れ、軌道修正する。
「あー、こほん。今のなし。えっとだな、先生。ごめんな」
「はい?」
「だから、その、俺の家での云々」
そう言われて思い出したのか、先生は急にそっぽを向いた。
「許しません。先生、度を越した冗談は嫌いです」
「や、だからその、悪かったって」
「知りません」
先生はそっぽを向いたままほっぺを膨らませてる。困った。何が困ったって、ぷにぷにしたほっぺをつつきたくて仕方がないことだ。
「えい」
ほら見ろ、我慢できずに押しちゃったじゃないか。
「……何のつもりですか」
「ぷにぷに」
「ぷにぷにじゃないです。先生、大人ですからガサガサです」
「いや、大人だからって誰も彼もがガサガサとは限らないと思うが」
「うるさいです。いいからツンツンするのやめてください」
こうして喋ってる間も先生のほっぺをツンツンし続けてる俺の指をどう思うか。家主としては褒めてやりたい気持ちで一杯です。
「先生、教え子にほっぺをつつかれるだなんて思いもしませんでした」
「予想もしないことが起きるから、人生ってのは楽しいもんだ」
「先生、ちっとも楽しくないですが」
「俺は楽しいぞ。よかったな」
「ちっともよくないです! どーして怒られてるのにまるで気にせず私のほっぺをツンツンできるんですか!? 頭おかしいです!」
「いや、気にはしてるんだよ? ただ、先生のほっぺをツンツンするのが楽しすぎて、謝ることに気が回らないんじゃないかな?」
「謝る気、ぜろですよ。うー……」
唸りながらも、先生はほっぺツンツンを止めようとはしなかった。
「先生」
「なんですか」
「口元が笑ってる」
「ふえぇっ!? わ、笑ってません! ちっとも愉快じゃないです! 楽しくもないです! 教え子にツンツンされ、不愉快極まりないです!」
「そうなの?」
「そうなのです!」
そう断言する先生は、俺にほっぺをツンツンされて笑顔をこぼしていた。
そしてその笑顔に我慢できずに抱っこしたら叱られた。
「いくら先生がないすぼでーだからって、いきなり抱っこしたりしたらダメでしょっ!」
「はぁ、すいません。でも、ないすぼでーではないよ。小学生だよ」
「小学生じゃないですっ! よく間違われますが、大人です! そしてないすぼでーです!」
「全部嘘」
「がーっ!」
両手をあげて威嚇する自称大人でないすぼでーの大谷先生だった。
「もー別府くんなんて知りませんっ! 一人でうにゃうにゃしててください、ばかーっ!」
「待て、うにゃうにゃって具体的にどうすればいいんだ、先生、せんせいーっ!」
俺の悲痛(?)な叫びを無視し、先生は部屋から出て行ってしまった。
……うーん、怒りっぽいなあ先生は。もっとも、からかい過ぎた俺も悪いか。仕方ない、謝ろう。
どうやって謝るか思案しながら家を出て、近所にある先生の家へ。インターホンを押すと、ほどなくして先生が出た。
『……はい』
「あ、俺俺。開けて」
『…………』
先生は無言で切った。よし、ナイス度胸。インターホン連打ぴんぽんぴんぽんぴぽぴぽぴぴぴぴぴ!
『うるさいです近所迷惑です先生迷惑ですっ!』
「開けてくれるまで連打が続く地獄」
『ぐうううう……どうぞ』
玄関を潜り、廊下を抜け、先生が待つ部屋へ。ファンシーなぬいぐるみが訪問者を睨みつける実に居心地の悪い部屋の中心で、先生は座っていた。
「…………」
「このちんまい生物(恐らく幼体)は機嫌を損ねているのか、ご主人様が来たというのにそっぽを向いて座っていた」
「誰に言ってるんですか! ちんまくないですし幼体とか意味分かんないですしなまものって言わないで欲しいですっ! あと、別府くんはご主人様でもなんでもなくてただの生徒ですっ! ……ぜはーぜはー」
「先生、つっこみすぎて息が荒いぞ。ほら、これでも飲んで落ち着け」
テーブルの上に置いてあった牛乳を先生に手渡す。
「あ、ありがとございます。ごくごく……」
「精液」
「ぶはーっ!」
勢いよく先生が牛乳を吐いた。
「ななな、なんてこと言うのですか! ばか、えっち!」
「いや、そうだったらいいなーっていう俺の想念が口からついて出ただけなんだ。雲が綿菓子だったらいいのになーって思うような子供のような純真な心を持ってるんだ。そんな純真な俺を褒めろ」
「純真な心の持ち主は牛乳をせ、せ、……な、なんかそーゆーこと言いません!」
「なんかそーゆーことって?」
「だ、だから……そーゆーことです!」
「だから? 具体的に?」
「う、うう……別府くんのえっち! 先生にえっちなこと言わせたいだけでしょ!」
「なんならえっちなこともしたい。その幼い肢体をもみくちゃにしたい」
「ひええええっ!」
先生は部屋の隅っこに逃げて震えている。……ととっ、いかんいかん。謝りに来たのだった。この先生を見ると、ついついいじめてしまう。
「先生のないすばでーが生徒を籠絡させてしまいました! こ、このままでは先生、貞操の危機です!」
なんか余裕あるっぽい。もうちょっといじろうか。……いやいやいや。終わらないし、とっとと謝って帰ろう。
「や、先生、そうじゃなくて」
「う?」
う、と言いながら先生は稚児のような表情で俺を見上げた。ちょっとクラッとくる。
「ど、どしました? 貧血ですか?」
「や、違う。ちょっと属性の野郎が顔を出しまして」
「ぞくせー?」
「……っ! そ、そう、属性。全く、事あるごとに顔を出しやがる」
「?」
先生はよく分からないのか、ちょこんと首をかしげた。全く、この先生は、計算でやってないのだから質が悪い。俺だからよかったものの、アレな人間だったら今頃調教されてるぞ。
「ところで先生、俺に飼われない?」
「はい?」
しまった、俺はアレな人間だった。必死で脳内の真人間スイッチを入れ、軌道修正する。
「あー、こほん。今のなし。えっとだな、先生。ごめんな」
「はい?」
「だから、その、俺の家での云々」
そう言われて思い出したのか、先生は急にそっぽを向いた。
「許しません。先生、度を越した冗談は嫌いです」
「や、だからその、悪かったって」
「知りません」
先生はそっぽを向いたままほっぺを膨らませてる。困った。何が困ったって、ぷにぷにしたほっぺをつつきたくて仕方がないことだ。
「えい」
ほら見ろ、我慢できずに押しちゃったじゃないか。
「……何のつもりですか」
「ぷにぷに」
「ぷにぷにじゃないです。先生、大人ですからガサガサです」
「いや、大人だからって誰も彼もがガサガサとは限らないと思うが」
「うるさいです。いいからツンツンするのやめてください」
こうして喋ってる間も先生のほっぺをツンツンし続けてる俺の指をどう思うか。家主としては褒めてやりたい気持ちで一杯です。
「先生、教え子にほっぺをつつかれるだなんて思いもしませんでした」
「予想もしないことが起きるから、人生ってのは楽しいもんだ」
「先生、ちっとも楽しくないですが」
「俺は楽しいぞ。よかったな」
「ちっともよくないです! どーして怒られてるのにまるで気にせず私のほっぺをツンツンできるんですか!? 頭おかしいです!」
「いや、気にはしてるんだよ? ただ、先生のほっぺをツンツンするのが楽しすぎて、謝ることに気が回らないんじゃないかな?」
「謝る気、ぜろですよ。うー……」
唸りながらも、先生はほっぺツンツンを止めようとはしなかった。
「先生」
「なんですか」
「口元が笑ってる」
「ふえぇっ!? わ、笑ってません! ちっとも愉快じゃないです! 楽しくもないです! 教え子にツンツンされ、不愉快極まりないです!」
「そうなの?」
「そうなのです!」
そう断言する先生は、俺にほっぺをツンツンされて笑顔をこぼしていた。
そしてその笑顔に我慢できずに抱っこしたら叱られた。
「いくら先生がないすぼでーだからって、いきなり抱っこしたりしたらダメでしょっ!」
「はぁ、すいません。でも、ないすぼでーではないよ。小学生だよ」
「小学生じゃないですっ! よく間違われますが、大人です! そしてないすぼでーです!」
「全部嘘」
「がーっ!」
両手をあげて威嚇する自称大人でないすぼでーの大谷先生だった。
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