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2024年12月04日
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【きなこはきのこから出来ていると思っているツンデレ】
2010年04月24日
先輩と一緒に中庭で弁当を食った後、デザートに持ってきたきなこ棒を一緒に食べる。
「たまにゃこういう駄菓子もうまいだろ、先輩?」
「…………」
先輩は一心不乱にきなこ棒を食べてて、俺の話を聞いていないようだ。リスみたいに頬いっぱいに詰めてて、小動物みたい。
「……♪」
全部食べきると、先輩は満足したように息を吐いてお腹をさすった。
「……ほとんど先輩が食っちまったな。この小さい体のどこにそんだけ入るんだか」
コンビニ袋を逆さにして振ってると、先輩が小さく頬を膨らませた。
「…………」
「え、小さくない? ……先輩、前から言ってるけど、小さいっての。小学生の方が大きいてててて」
涙目でほっぺを引っ張られた。身長の話題はタブーらしい。
「…………」
「え、すぐ背のこと言うから嫌い? まぁそう言うなって。嘘言われるよりマシだろ」
先輩の頭をなでると、先輩はつまらなさそうに中庭の草をむしった。
「しかし、たまにゃきなこ棒もうまいな。とても大豆から出来たとは思えん」
「…………」
「え、違う? きなこはきのこから出来てる? ……いやいやいや、大豆だぞ」
先輩はぷくーっと頬を膨らませた。
「…………」
「きのこに決まってる? 何をどうやったらきのこからきなこが出来るんだよ。誰から聞いたんだ?」
「…………」
「え、ママ? ……ええと、騙されてるぞ、先輩」
先輩は激しいショックを受けたようだった。
「…………」
「え、また騙された? ……よく母親に騙されるのか?」
先輩はコクンと頷いた。
「あー、先輩根が素直だからなぁ……素直っていうか、馬鹿っていうか」
先輩は小さく馬鹿じゃないもんと言いながら、俺の頬を引っ張るのだった。
「たまにゃこういう駄菓子もうまいだろ、先輩?」
「…………」
先輩は一心不乱にきなこ棒を食べてて、俺の話を聞いていないようだ。リスみたいに頬いっぱいに詰めてて、小動物みたい。
「……♪」
全部食べきると、先輩は満足したように息を吐いてお腹をさすった。
「……ほとんど先輩が食っちまったな。この小さい体のどこにそんだけ入るんだか」
コンビニ袋を逆さにして振ってると、先輩が小さく頬を膨らませた。
「…………」
「え、小さくない? ……先輩、前から言ってるけど、小さいっての。小学生の方が大きいてててて」
涙目でほっぺを引っ張られた。身長の話題はタブーらしい。
「…………」
「え、すぐ背のこと言うから嫌い? まぁそう言うなって。嘘言われるよりマシだろ」
先輩の頭をなでると、先輩はつまらなさそうに中庭の草をむしった。
「しかし、たまにゃきなこ棒もうまいな。とても大豆から出来たとは思えん」
「…………」
「え、違う? きなこはきのこから出来てる? ……いやいやいや、大豆だぞ」
先輩はぷくーっと頬を膨らませた。
「…………」
「きのこに決まってる? 何をどうやったらきのこからきなこが出来るんだよ。誰から聞いたんだ?」
「…………」
「え、ママ? ……ええと、騙されてるぞ、先輩」
先輩は激しいショックを受けたようだった。
「…………」
「え、また騙された? ……よく母親に騙されるのか?」
先輩はコクンと頷いた。
「あー、先輩根が素直だからなぁ……素直っていうか、馬鹿っていうか」
先輩は小さく馬鹿じゃないもんと言いながら、俺の頬を引っ張るのだった。
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