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2024年11月21日
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【ツンデレな妹VSデレデレな姉4】
2010年03月26日
いい時間になったのでぼちぼち寝ようとしたら、お姉ちゃんがピンク色のパジャマ姿で部屋にやってきた。
「今日はお姉ちゃんの日~!」
お姉ちゃんがベッドにダイブしながら言った。
「説明しよう! お姉ちゃんの日とは、お姉ちゃんと一緒に寝ないといけない日のことである!」
「いや、知ってる。もう何度もお姉ちゃんの日を経験したし」
正座しながら得意げに講釈を垂れるお姉ちゃんにぴしりと言うと、お姉ちゃんは不満そうに唸った。
「タカくん冷たい……」
「変温動物なんだ」
「タカくん人間でしょ!」
「は虫類に憧れてるんだ」
「相変わらずタカくんは変だね」
「…………」
「そんなのいいから、一緒に寝よ寝よ♪」
「……はい」
抵抗しても無駄だと今までの経験が知らせるので、明かりを消して大人しくベッドに向かう。
「ほら、もっとお姉ちゃんにくっつかないと寒いでしょ?」
お姉ちゃんが俺の頭を自分の胸の間に収めた。気持ちいいけど呼吸しづらい。
「もふーっ、もふーっ」
「た、タカくん鼻息荒い……」
「興奮してるんだ」
「た、タカくんお姉ちゃんのおっぱいに興奮するなんて……あ、姉として頑張らないと!」
姉は普通そういうことで頑張らないと教えた方がいいのか。
「ええと、男の子って、その、出さないと治まらないんだよ……ね?」
「ごめんなさい冗談です」
おちおち冗談も言えやしない。ていうか、黙ってたらどうなってたか、想像するだに恐ろしい。
「もうっ、タカくん冗談ばっかり言って。ちゃんとお姉ちゃんと一緒に寝なさい!」
『お姉ちゃんと一緒に』という辺りに姉としての資質が見え隠れするがどうか。……どうでもいい。
「あ、尿が漏れそう。ここでしていい?」
「た、タカくんが望むなら……」
姉の大きすぎる愛情が怖くなったので、そそくさと部屋を抜け出し便所へ。
すっきりしたところで、妹のカナにお休みの挨拶をしてなかったことを思い出した。
「カナ、起きてるか?」
軽くノックすると、いきなりドアが開いてしたたかに顔を打ち付けた。
「……何転がってんの?」
「いや、ちょっと廊下の冷たさを肌で感じたくなって……」
緑色のパジャマに身を包んだカナが、呆れたようにため息を吐いた。
「お休みの挨拶でしょ? はいはい、おやすみ」
「あ、ああ、お休み、カナ。じゃ、お姉ちゃんが待ってるから」
その言葉に、閉まりかけたドアが止まった。そして、俺は自分の失言を呪った。
「……今日、お姉ちゃんの日?」
「は、はい」
「…………」
カナは黙って部屋に戻ると、枕を抱えてやってきた。
「ほら、早く行く」
俺の脚を軽く蹴って、カナは促した。
「……はい」
カナを連れ、自室へ戻る。
「お帰り、タカくん。あ、カナちゃんも」
「兄貴が姉ちゃんに変なことしないよう、あたしもここで寝る」
カナは俺の部屋に入るなり、いつもの常套句を言った。
「好きにしろ……」
お姉ちゃん、俺、カナの順で川の字になってベッドに横になる。ちょっと、ていうか大分狭い。
「ちょっと兄貴、あんまり引っ付かないでよ」
「狭いんだよ。おまえこそ薄い胸をこすりつけるな」
「薄くなんかないわよッ!」
「まぁまぁ。お姉ちゃんの妹なんだから、すぐおっきくなるよ」
お姉ちゃんが豊満な乳を俺に押し付けながら、ほがらかに言った。
たまには静かに寝たいなぁと思いつつ、俺は二人の声を子守唄に眠りに就くのだった。
「今日はお姉ちゃんの日~!」
お姉ちゃんがベッドにダイブしながら言った。
「説明しよう! お姉ちゃんの日とは、お姉ちゃんと一緒に寝ないといけない日のことである!」
「いや、知ってる。もう何度もお姉ちゃんの日を経験したし」
正座しながら得意げに講釈を垂れるお姉ちゃんにぴしりと言うと、お姉ちゃんは不満そうに唸った。
「タカくん冷たい……」
「変温動物なんだ」
「タカくん人間でしょ!」
「は虫類に憧れてるんだ」
「相変わらずタカくんは変だね」
「…………」
「そんなのいいから、一緒に寝よ寝よ♪」
「……はい」
抵抗しても無駄だと今までの経験が知らせるので、明かりを消して大人しくベッドに向かう。
「ほら、もっとお姉ちゃんにくっつかないと寒いでしょ?」
お姉ちゃんが俺の頭を自分の胸の間に収めた。気持ちいいけど呼吸しづらい。
「もふーっ、もふーっ」
「た、タカくん鼻息荒い……」
「興奮してるんだ」
「た、タカくんお姉ちゃんのおっぱいに興奮するなんて……あ、姉として頑張らないと!」
姉は普通そういうことで頑張らないと教えた方がいいのか。
「ええと、男の子って、その、出さないと治まらないんだよ……ね?」
「ごめんなさい冗談です」
おちおち冗談も言えやしない。ていうか、黙ってたらどうなってたか、想像するだに恐ろしい。
「もうっ、タカくん冗談ばっかり言って。ちゃんとお姉ちゃんと一緒に寝なさい!」
『お姉ちゃんと一緒に』という辺りに姉としての資質が見え隠れするがどうか。……どうでもいい。
「あ、尿が漏れそう。ここでしていい?」
「た、タカくんが望むなら……」
姉の大きすぎる愛情が怖くなったので、そそくさと部屋を抜け出し便所へ。
すっきりしたところで、妹のカナにお休みの挨拶をしてなかったことを思い出した。
「カナ、起きてるか?」
軽くノックすると、いきなりドアが開いてしたたかに顔を打ち付けた。
「……何転がってんの?」
「いや、ちょっと廊下の冷たさを肌で感じたくなって……」
緑色のパジャマに身を包んだカナが、呆れたようにため息を吐いた。
「お休みの挨拶でしょ? はいはい、おやすみ」
「あ、ああ、お休み、カナ。じゃ、お姉ちゃんが待ってるから」
その言葉に、閉まりかけたドアが止まった。そして、俺は自分の失言を呪った。
「……今日、お姉ちゃんの日?」
「は、はい」
「…………」
カナは黙って部屋に戻ると、枕を抱えてやってきた。
「ほら、早く行く」
俺の脚を軽く蹴って、カナは促した。
「……はい」
カナを連れ、自室へ戻る。
「お帰り、タカくん。あ、カナちゃんも」
「兄貴が姉ちゃんに変なことしないよう、あたしもここで寝る」
カナは俺の部屋に入るなり、いつもの常套句を言った。
「好きにしろ……」
お姉ちゃん、俺、カナの順で川の字になってベッドに横になる。ちょっと、ていうか大分狭い。
「ちょっと兄貴、あんまり引っ付かないでよ」
「狭いんだよ。おまえこそ薄い胸をこすりつけるな」
「薄くなんかないわよッ!」
「まぁまぁ。お姉ちゃんの妹なんだから、すぐおっきくなるよ」
お姉ちゃんが豊満な乳を俺に押し付けながら、ほがらかに言った。
たまには静かに寝たいなぁと思いつつ、俺は二人の声を子守唄に眠りに就くのだった。
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