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2024年11月21日
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【ふみ なでてぇ】
2011年05月03日
昼。太陽が一番高い時間。そして同時に、一番暖かい時間帯。そして、最もダメな電波を受信しやすい時間帯のようで。
つまりどういうことかと言うと、なんか超なんかふみをなでたい! 性的な箇所ではなく! いや本当はそっちも興味津々(SINSIN)なのだけど、今日のところは普通に、こう、頭をなでなでしてえ!
だがしかし。いきなりふみを捕まえて頭をなでたりしたら良くて逮捕、悪くて収容されるだろう。作戦を練らねば……!
「おにーさん、おにーさん」
「ああ、ちょっと今俺は忙しくてな。悪いが後にしてくれ」
何やら横合いから人の服をくいくいと引っ張る者がいる。この忙しい時に構ってられないので、適当に流す。
「──ってえ今まさに俺がどうにかしようと考えている奴じゃないかってえっ!?」
まずふみが俺の家にいたことに驚き、次にふみの格好に驚いた。
「どどどどどうしたというのだこの有様は一体!?」
「にゃー」
なんかなんかふみが猫に! ふみねこに! 猫の格好をしていてお兄さんこれはもう死にますよ!?
「あ、触ったら通報します」
石になったかのように全身が硬直する。付き合いが長いのもあり、俺の弱点を心得ている様子。
「……ええと。ご用件は?」
居住まいを正し、ふみねこに訊ねる。
「お休み用の寝巻きを手に入れたので、わざわざおにーさんに見せに来てあげたんです。とても可愛いのです」
「それはとてもありがたい話だね」
「にゃー」
「あの、ふみさん。鳴かないでいただけると何かと助かります」
鳴かれる度に、ふみをなでたいという欲求が膨れ上がる故。
「にゃー。おにーさん。にゃー」
しかし、ふみは鳴くのをやめるどころかより一層鳴く数を増やした。
「ははーん。わざとだな?」
「にゃー。ちょこっとでも触ったら通報します。ふにゃー」
俺の忍耐で遊んでいる模様。これが本来の目的か。なんていい趣味してやがる。
「んしょっと。ごろごろごろ」
「気のせいか俺の膝に座ってごろごろ言ってやしませんか」
「私から触るのはおーけーなんです。おにーさんが触ると即座に通報されるシステムなんです」
「ふみは分からないかもしれないけど、この状態は想像以上に辛いんだよ?」
「ふにゅふにゅ」
ふみのあまりの可愛さに、背中に汗がにじんできた。今の俺なら地獄の責め苦にも耐えられるハズ。
「……あ」
「あ」
しかし、ふみの攻撃には耐えられなかったようで。気がつけば、俺の手はふみの頭をなでていた。
「げーむおーばーです、おにーさん」
「待って違う今のナシ! ワンモアチャンス!」
携帯を取り出しボタンを押そうとしているふみを必死で説得する。
「ダメです。チャンスは一回だけなんです」
ぴっぴっぴとボタンを押して、警察に……警察に?
「細かい作業は難しいみたいだな」
ふみの寝巻きはよく出来ており、ちゃんと手の部分は肉球仕様だった。触ってみるとぷにぷにして気持ちいい。
「う、うー。むぅ。おにーさん、私の代わりに押してください」
「なんで俺がわざわざ警察を呼ばなきゃいけねーんだ」
「自首すると罪が軽くなりますよ?」
「そもそもそんな重い罰を受ける覚えはない」
「人の身体をべたべた触った痴漢のくせに偉そうです」
「そこまで触ってねえ! 思わず頭をなでちゃっただけだ!」
「ふにゃー」
「そう、その鳴き声に触発されてね」(なでなで)
「罪状が増えましたね、おにーさん」
「もう泣きそうだよ」
「にゃあにゃあ」
「そっちの鳴くじゃなくて」(なでなで)
「そろそろ死刑も視野に入ってきましたよ、おにーさん」
「こんなのってないよ」
「ふわあ……じゃ、満足したので寝ます」
「ええっ!?」
「寝巻きを着てる時は寝る時と相場が決まってます」
「いや、そうだけど……え?」
「お休みなさい、おにーさん」
「え、あ、うん。……え?」
人のベッドで勝手に寝る猫の人。本当の本当の目的は、昼寝しにきた様子。
「なんて勝手な奴だ……」
ベッドで眠るふみに近づき、ほっぺをなでる。何もしてないのに超疲れた。
「んー。こそばゆいです、おにーさん」
「それくらい我慢しろ」
「今日もおにーさんは悪辣です」
「お前に言われるとは思わなかった」
「酷い言い草です」
ベッドの端に腰掛け、ふみのほっぺを触りながら夕方近くまでぐだぐだと話してた。何もしてない休日だったけど、とても楽しかった。
つまりどういうことかと言うと、なんか超なんかふみをなでたい! 性的な箇所ではなく! いや本当はそっちも興味津々(SINSIN)なのだけど、今日のところは普通に、こう、頭をなでなでしてえ!
だがしかし。いきなりふみを捕まえて頭をなでたりしたら良くて逮捕、悪くて収容されるだろう。作戦を練らねば……!
「おにーさん、おにーさん」
「ああ、ちょっと今俺は忙しくてな。悪いが後にしてくれ」
何やら横合いから人の服をくいくいと引っ張る者がいる。この忙しい時に構ってられないので、適当に流す。
「──ってえ今まさに俺がどうにかしようと考えている奴じゃないかってえっ!?」
まずふみが俺の家にいたことに驚き、次にふみの格好に驚いた。
「どどどどどうしたというのだこの有様は一体!?」
「にゃー」
なんかなんかふみが猫に! ふみねこに! 猫の格好をしていてお兄さんこれはもう死にますよ!?
「あ、触ったら通報します」
石になったかのように全身が硬直する。付き合いが長いのもあり、俺の弱点を心得ている様子。
「……ええと。ご用件は?」
居住まいを正し、ふみねこに訊ねる。
「お休み用の寝巻きを手に入れたので、わざわざおにーさんに見せに来てあげたんです。とても可愛いのです」
「それはとてもありがたい話だね」
「にゃー」
「あの、ふみさん。鳴かないでいただけると何かと助かります」
鳴かれる度に、ふみをなでたいという欲求が膨れ上がる故。
「にゃー。おにーさん。にゃー」
しかし、ふみは鳴くのをやめるどころかより一層鳴く数を増やした。
「ははーん。わざとだな?」
「にゃー。ちょこっとでも触ったら通報します。ふにゃー」
俺の忍耐で遊んでいる模様。これが本来の目的か。なんていい趣味してやがる。
「んしょっと。ごろごろごろ」
「気のせいか俺の膝に座ってごろごろ言ってやしませんか」
「私から触るのはおーけーなんです。おにーさんが触ると即座に通報されるシステムなんです」
「ふみは分からないかもしれないけど、この状態は想像以上に辛いんだよ?」
「ふにゅふにゅ」
ふみのあまりの可愛さに、背中に汗がにじんできた。今の俺なら地獄の責め苦にも耐えられるハズ。
「……あ」
「あ」
しかし、ふみの攻撃には耐えられなかったようで。気がつけば、俺の手はふみの頭をなでていた。
「げーむおーばーです、おにーさん」
「待って違う今のナシ! ワンモアチャンス!」
携帯を取り出しボタンを押そうとしているふみを必死で説得する。
「ダメです。チャンスは一回だけなんです」
ぴっぴっぴとボタンを押して、警察に……警察に?
「細かい作業は難しいみたいだな」
ふみの寝巻きはよく出来ており、ちゃんと手の部分は肉球仕様だった。触ってみるとぷにぷにして気持ちいい。
「う、うー。むぅ。おにーさん、私の代わりに押してください」
「なんで俺がわざわざ警察を呼ばなきゃいけねーんだ」
「自首すると罪が軽くなりますよ?」
「そもそもそんな重い罰を受ける覚えはない」
「人の身体をべたべた触った痴漢のくせに偉そうです」
「そこまで触ってねえ! 思わず頭をなでちゃっただけだ!」
「ふにゃー」
「そう、その鳴き声に触発されてね」(なでなで)
「罪状が増えましたね、おにーさん」
「もう泣きそうだよ」
「にゃあにゃあ」
「そっちの鳴くじゃなくて」(なでなで)
「そろそろ死刑も視野に入ってきましたよ、おにーさん」
「こんなのってないよ」
「ふわあ……じゃ、満足したので寝ます」
「ええっ!?」
「寝巻きを着てる時は寝る時と相場が決まってます」
「いや、そうだけど……え?」
「お休みなさい、おにーさん」
「え、あ、うん。……え?」
人のベッドで勝手に寝る猫の人。本当の本当の目的は、昼寝しにきた様子。
「なんて勝手な奴だ……」
ベッドで眠るふみに近づき、ほっぺをなでる。何もしてないのに超疲れた。
「んー。こそばゆいです、おにーさん」
「それくらい我慢しろ」
「今日もおにーさんは悪辣です」
「お前に言われるとは思わなかった」
「酷い言い草です」
ベッドの端に腰掛け、ふみのほっぺを触りながら夕方近くまでぐだぐだと話してた。何もしてない休日だったけど、とても楽しかった。
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無題
ふみいいいいいいいいいいいい