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2025年04月20日
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【ツンデレがネコミミを装着したら】
2010年06月02日
賭けに勝って、ちなみにネコミミを装着できる権利を得た。
「……脳が沸いてるの?」
酷いことを言われたけど、頑張って泣かずにネコミミをつけさせた。
「よし、と。……うん、可愛い。超可愛い。死ぬほど萌える」
「……触らないで、変態」
頭をなでなですると、嫌そうに手を跳ね除けられた。
「勝負の前に言ったように、なでなでも賭けの景品の一つです。悔しかったら次は勝ちなさい」
「…………うー」
不満げに鼻を鳴らすが、それ以上の抵抗はなく、心ゆくまでちなみの頭をなでてたら日が暮れた。
「……なですぎ。何時間なでてるのよ」
俺のなでなで攻撃でくしゃくしゃになった頭を片手で整えながら、ちなみは俺の隣を歩いていた。
「可愛いから仕方ない。おまえも抵抗しなかったじゃないか」
「……それは、……賭けに、負けたから……」
「いや、今日は実にいい一日だった。明日もまた賭けトランプやろうな」
「……いいよ。……次は、キミにネコミミつけてやる……」
「はっはっは、そうはいかねぇぜ。明日も勝つからな!」
隣を歩くちなみの頭を少し乱暴になでる。ちなみは不満そうだったけど、黙ってなでられていた。
(いっぱい……なでられた)
ちなみはゆるゆるに顔を綻ばせ、自室で枕を抱えていた。
(ネコミミ……凄い威力)
机の上に置かれたネコミミをじっと見る。自分には似合っていないように思えたけど、タカシは凄く喜んでくれた。
勝負は神経衰弱だった。ちなみは記憶力抜群なので、どこに何が置かれているか全て覚えている。だから、あえて負けることなんて簡単なことだった。
「えへ……えへへ、えへへへへ♪」
タカシになでられた感触を思い出し、ちなみは緩みきった顔でベッドで転がった。
(明日も……たくさん、たくさんなでてもらおう)
明日に気持ちを馳せ、ちなみはにやけきった顔を隠すように枕に顔を埋めた。
「……脳が沸いてるの?」
酷いことを言われたけど、頑張って泣かずにネコミミをつけさせた。
「よし、と。……うん、可愛い。超可愛い。死ぬほど萌える」
「……触らないで、変態」
頭をなでなですると、嫌そうに手を跳ね除けられた。
「勝負の前に言ったように、なでなでも賭けの景品の一つです。悔しかったら次は勝ちなさい」
「…………うー」
不満げに鼻を鳴らすが、それ以上の抵抗はなく、心ゆくまでちなみの頭をなでてたら日が暮れた。
「……なですぎ。何時間なでてるのよ」
俺のなでなで攻撃でくしゃくしゃになった頭を片手で整えながら、ちなみは俺の隣を歩いていた。
「可愛いから仕方ない。おまえも抵抗しなかったじゃないか」
「……それは、……賭けに、負けたから……」
「いや、今日は実にいい一日だった。明日もまた賭けトランプやろうな」
「……いいよ。……次は、キミにネコミミつけてやる……」
「はっはっは、そうはいかねぇぜ。明日も勝つからな!」
隣を歩くちなみの頭を少し乱暴になでる。ちなみは不満そうだったけど、黙ってなでられていた。
(いっぱい……なでられた)
ちなみはゆるゆるに顔を綻ばせ、自室で枕を抱えていた。
(ネコミミ……凄い威力)
机の上に置かれたネコミミをじっと見る。自分には似合っていないように思えたけど、タカシは凄く喜んでくれた。
勝負は神経衰弱だった。ちなみは記憶力抜群なので、どこに何が置かれているか全て覚えている。だから、あえて負けることなんて簡単なことだった。
「えへ……えへへ、えへへへへ♪」
タカシになでられた感触を思い出し、ちなみは緩みきった顔でベッドで転がった。
(明日も……たくさん、たくさんなでてもらおう)
明日に気持ちを馳せ、ちなみはにやけきった顔を隠すように枕に顔を埋めた。
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【幼なじみツンデレと一緒に風呂】
2010年06月01日
どうしたことか、今現在ちなみと一緒に風呂に入っている。具体的には、俺と背中合わせにちなみの肌が肌があああああ。
「……狭いから、動かない」
「そそそんなこと言われてもちなみの肌が肌があああああすべすべでぷにぷにのやわい肌があああああ」
「……いちいち口に出さない。……私だって、ちょっと恥ずかしいんだから」
いかん、混乱してきた。ていうか混乱しっぱなしだ。なんでこんな状況になってんだ?
ちょっと整理してみよう。学校から帰る最中に突然雨が降ってきて、急いで家に帰ったはいいが、ちなみの家の風呂故障してて、俺んちで風呂入ることになって、雨でびしょびしょのちなみを先に入れようとしたけど頑なに拒んで俺に入れって言って、議論が紛糾して、そして、そして……。
「なんで一緒に風呂入るなんて言うかな……」
「……仕方ない。タカシは私に先に入れって言うし、私はキミに先に入ってほしい。……だったら、一緒に入るしかない」
そうかなぁ、と思ったもののもう入ってるので仕方ないと言やぁ仕方ない。
「……まぁいいや。しっかし、こうやって一緒に風呂入るのなんて何年ぶりだ?」
「……さぁ。幼稚園ぐらいまでは、一緒に入ってた気がする」
くすり、とちなみの少し楽しげな笑い声が聞こえた。
「……まさかこの年になって、キミと一緒に入る羽目になるなんて思いもしなかった」
「確かにな。けど、こういうのも悪くないな。……恥ずかしいけど」
「……確かに恥ずかしい。……けど」
ちゃぷ、と水をすくう音が聞こえる。
「……悪くない」
まるでその言葉を噛み締めるように、ちなみは言った。その言葉に緊張もほぐれ、のびをするように後ろに手を伸ばす。
ぷに。
「!」
ん? なんだこの柔らかいの。柔らかくって、縦に溝があって。
ぷに。ぷにぷに。
「……タカシ」
「ん、なんだ? 俺はいま不思議な感触のものを探すのに……」
血の気が引く。まさか、この柔らかいのって……。
「……言い残すことは?」
「ちっ、違う! 偶然だ偶然! わざとじゃながばごばがば」
浴槽に沈められた。その際、まっすぐなたて筋が見えた……って、ちなみまだ生えてないの!?
「……狭いから、動かない」
「そそそんなこと言われてもちなみの肌が肌があああああすべすべでぷにぷにのやわい肌があああああ」
「……いちいち口に出さない。……私だって、ちょっと恥ずかしいんだから」
いかん、混乱してきた。ていうか混乱しっぱなしだ。なんでこんな状況になってんだ?
ちょっと整理してみよう。学校から帰る最中に突然雨が降ってきて、急いで家に帰ったはいいが、ちなみの家の風呂故障してて、俺んちで風呂入ることになって、雨でびしょびしょのちなみを先に入れようとしたけど頑なに拒んで俺に入れって言って、議論が紛糾して、そして、そして……。
「なんで一緒に風呂入るなんて言うかな……」
「……仕方ない。タカシは私に先に入れって言うし、私はキミに先に入ってほしい。……だったら、一緒に入るしかない」
そうかなぁ、と思ったもののもう入ってるので仕方ないと言やぁ仕方ない。
「……まぁいいや。しっかし、こうやって一緒に風呂入るのなんて何年ぶりだ?」
「……さぁ。幼稚園ぐらいまでは、一緒に入ってた気がする」
くすり、とちなみの少し楽しげな笑い声が聞こえた。
「……まさかこの年になって、キミと一緒に入る羽目になるなんて思いもしなかった」
「確かにな。けど、こういうのも悪くないな。……恥ずかしいけど」
「……確かに恥ずかしい。……けど」
ちゃぷ、と水をすくう音が聞こえる。
「……悪くない」
まるでその言葉を噛み締めるように、ちなみは言った。その言葉に緊張もほぐれ、のびをするように後ろに手を伸ばす。
ぷに。
「!」
ん? なんだこの柔らかいの。柔らかくって、縦に溝があって。
ぷに。ぷにぷに。
「……タカシ」
「ん、なんだ? 俺はいま不思議な感触のものを探すのに……」
血の気が引く。まさか、この柔らかいのって……。
「……言い残すことは?」
「ちっ、違う! 偶然だ偶然! わざとじゃながばごばがば」
浴槽に沈められた。その際、まっすぐなたて筋が見えた……って、ちなみまだ生えてないの!?
【ムカデちなみん】
2010年06月01日
ちなみがムカデになった、と言い張る。
「……はさみますよ。ムカデなんで」
なんて言って、俺の手を両手でぎゅっと握った。
「挟んでるの?」
「はさんでます」
にぎにぎ、にぎにぎ。
「……おおきい手、です」
「まぁ、男だからな。それに、おまえちっちゃいし。手も体も」
「……むっ。小さくありません。はむ」
俺の耳を甘噛みする。
「……エサは黙って食べられてください」
そう言ってあむあむ。
「いや、エサじゃないし」
「……ムカデは毒をもつ種類がいます。私が、そうです」
ちろちろ、と舌が耳を這う。
「うはあああ!? な、なにを……」
「……毒です。毒なんですから諦めてください」
再び柔らかく熱い舌が俺の耳を。そしてまた甘噛み。
「あむあむ。……おいしいです」
たくさん食べられた。でも満足!
「……はさみますよ。ムカデなんで」
なんて言って、俺の手を両手でぎゅっと握った。
「挟んでるの?」
「はさんでます」
にぎにぎ、にぎにぎ。
「……おおきい手、です」
「まぁ、男だからな。それに、おまえちっちゃいし。手も体も」
「……むっ。小さくありません。はむ」
俺の耳を甘噛みする。
「……エサは黙って食べられてください」
そう言ってあむあむ。
「いや、エサじゃないし」
「……ムカデは毒をもつ種類がいます。私が、そうです」
ちろちろ、と舌が耳を這う。
「うはあああ!? な、なにを……」
「……毒です。毒なんですから諦めてください」
再び柔らかく熱い舌が俺の耳を。そしてまた甘噛み。
「あむあむ。……おいしいです」
たくさん食べられた。でも満足!
【犬ちなみん】
2010年06月01日
ちなみが犬になった、と言い張る。犬耳やらしっぽやらつけて。
「……犬です、わん」
「……えーと、頑張れ」
先日のムカデで色々懲りたので、もうとっとと逃げたいのだけど裾を掴まれた。
「……犬、嫌いですワン?」
「幼少の頃に腕を食いちぎられて以来、犬は苦手なんだ」
「……千切れてないです、わん」
「生えたんだ」
「生えません」
即答される。
「えーと、じゃあ、猫派なんだ」
「……今日から犬派になってくださいですワン」
ぴすぴすと鼻を鳴らしながら俺に擦り寄ってくるちなみ。
「……犬派なら、犬ちなみを可愛がる権利が与えられます」
「生まれる前から犬派です」
少しはにかみながらそんなこと言われて、どうにかならない奴なんていません。
「わふ、わふ♪」
お尻を振って喜ぶちなみの頭をなでる。ついでに尻もなでたら噛まれた。
「……そこはまだダメです」
「まだ?」
「……気にしたら噛み千切ります」
俺の大事な場所をじっと見るので、これ以上追求できません。
「……そのうち、です」
「……犬です、わん」
「……えーと、頑張れ」
先日のムカデで色々懲りたので、もうとっとと逃げたいのだけど裾を掴まれた。
「……犬、嫌いですワン?」
「幼少の頃に腕を食いちぎられて以来、犬は苦手なんだ」
「……千切れてないです、わん」
「生えたんだ」
「生えません」
即答される。
「えーと、じゃあ、猫派なんだ」
「……今日から犬派になってくださいですワン」
ぴすぴすと鼻を鳴らしながら俺に擦り寄ってくるちなみ。
「……犬派なら、犬ちなみを可愛がる権利が与えられます」
「生まれる前から犬派です」
少しはにかみながらそんなこと言われて、どうにかならない奴なんていません。
「わふ、わふ♪」
お尻を振って喜ぶちなみの頭をなでる。ついでに尻もなでたら噛まれた。
「……そこはまだダメです」
「まだ?」
「……気にしたら噛み千切ります」
俺の大事な場所をじっと見るので、これ以上追求できません。
「……そのうち、です」
【パンダちなみん】
2010年05月31日
ちなみがパンダになった、と言い張る。何か言う前に逃げようとしたけど捕まった。
「……パンダです、がお」
「パンダの鳴き声って、がお、か?」
「……よく分からなかったんです」
ちなみは少し不満そうに言った。
「パンダの鳴き声は『オニーチャーン』だ」
「違います」
即答される。非常に残念。
「それで、今回はなんだ?」
「……パンダは食欲旺盛です。……パンダちなみも、食欲旺盛です」
そう言って、ちなみは弁当箱を二つ出した。
「食欲旺盛のはず……なんですが、今日のパンダちなみはあまり食欲がありません。この残飯を処理してください」
ちなみは大きいほうの包みを俺に押し付けた。
「……残飯、すか」
「……ちゃっちゃと食べてください。食べないと、犯されたと言いふらします」
白黒の生き物に脅迫される。仕方ないので包みを解き、蓋を開ける。
「……残飯?」
「……です」
残飯どころか、死ぬほど気合いの入った弁当が出てきた。
「……はやく、食べてください。……それとも、笹の方がいいですか?」
鞄を漁りだしたので、俺はいそいで弁当を食った。
白黒の奇怪な生き物は、それを見て嬉しそうに自分の弁当を食べていた。
「……パンダです、がお」
「パンダの鳴き声って、がお、か?」
「……よく分からなかったんです」
ちなみは少し不満そうに言った。
「パンダの鳴き声は『オニーチャーン』だ」
「違います」
即答される。非常に残念。
「それで、今回はなんだ?」
「……パンダは食欲旺盛です。……パンダちなみも、食欲旺盛です」
そう言って、ちなみは弁当箱を二つ出した。
「食欲旺盛のはず……なんですが、今日のパンダちなみはあまり食欲がありません。この残飯を処理してください」
ちなみは大きいほうの包みを俺に押し付けた。
「……残飯、すか」
「……ちゃっちゃと食べてください。食べないと、犯されたと言いふらします」
白黒の生き物に脅迫される。仕方ないので包みを解き、蓋を開ける。
「……残飯?」
「……です」
残飯どころか、死ぬほど気合いの入った弁当が出てきた。
「……はやく、食べてください。……それとも、笹の方がいいですか?」
鞄を漁りだしたので、俺はいそいで弁当を食った。
白黒の奇怪な生き物は、それを見て嬉しそうに自分の弁当を食べていた。