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2024年11月24日
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【幼なじみツンデレと一緒に風呂】

2010年06月01日
 どうしたことか、今現在ちなみと一緒に風呂に入っている。具体的には、俺と背中合わせにちなみの肌が肌があああああ。
「……狭いから、動かない」
「そそそんなこと言われてもちなみの肌が肌があああああすべすべでぷにぷにのやわい肌があああああ」
「……いちいち口に出さない。……私だって、ちょっと恥ずかしいんだから」
 いかん、混乱してきた。ていうか混乱しっぱなしだ。なんでこんな状況になってんだ?
 ちょっと整理してみよう。学校から帰る最中に突然雨が降ってきて、急いで家に帰ったはいいが、ちなみの家の風呂故障してて、俺んちで風呂入ることになって、雨でびしょびしょのちなみを先に入れようとしたけど頑なに拒んで俺に入れって言って、議論が紛糾して、そして、そして……。
「なんで一緒に風呂入るなんて言うかな……」
「……仕方ない。タカシは私に先に入れって言うし、私はキミに先に入ってほしい。……だったら、一緒に入るしかない」
 そうかなぁ、と思ったもののもう入ってるので仕方ないと言やぁ仕方ない。
「……まぁいいや。しっかし、こうやって一緒に風呂入るのなんて何年ぶりだ?」
「……さぁ。幼稚園ぐらいまでは、一緒に入ってた気がする」
 くすり、とちなみの少し楽しげな笑い声が聞こえた。
「……まさかこの年になって、キミと一緒に入る羽目になるなんて思いもしなかった」
「確かにな。けど、こういうのも悪くないな。……恥ずかしいけど」
「……確かに恥ずかしい。……けど」
 ちゃぷ、と水をすくう音が聞こえる。
「……悪くない」
 まるでその言葉を噛み締めるように、ちなみは言った。その言葉に緊張もほぐれ、のびをするように後ろに手を伸ばす。
 ぷに。
「!」
 ん? なんだこの柔らかいの。柔らかくって、縦に溝があって。
 ぷに。ぷにぷに。
「……タカシ」
「ん、なんだ? 俺はいま不思議な感触のものを探すのに……」
 血の気が引く。まさか、この柔らかいのって……。
「……言い残すことは?」
「ちっ、違う! 偶然だ偶然! わざとじゃながばごばがば」
 浴槽に沈められた。その際、まっすぐなたて筋が見えた……って、ちなみまだ生えてないの!?

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