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2024年11月24日
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【ラブちなみん】
2010年03月14日
色々ありまして、ちなみと恋仲になりました。脳の血管が数本切れそうなほど、ちなみが愛しい。
「……でも、みんなには秘密。秘密のある女性……大人って感じ。……これで子供とか言われない予感」
「ばか」
「むっ。……ばかじゃない」
そういう訳の分からん理由で、みんなには秘密らしい。
「秘密ということは、手を繋ぐのも、ほっぺぷにぷにも、頭なでなでも、抱っこも不可?」
「……不可。……まったく、タカシはすぐベタベタしようとする。……まったく、やれやれだぜー」
「むぅ……け、けど、誰も見てなけりゃいいんだよな?」
「……まぁ、タカシがどうしてもと言うなら」
「いや、どうしてもしたい訳では」
「…………」
「どうしてもイチャイチャしたいです」
ものすごく不満そうな目で見られたので、こちらから折れる。
「……ふぅ、やれやれ。……仕方ないので、誰も見てないならイチャイチャしてもいい。……まったく、タカシは甘えん坊だ」
言葉の上では不満そうにしながら、ちなみは口元を緩ませた。
「……じゃ、じゃあ早速なでなで、する……?」
期待を込めた視線を向けられる。なでなですれ、と目が訴えている。ここにどうぞ、と頭が俺に向けられる。
「いや、今は別に」
「…………」
「常になでなでしないと発狂するんだ。なでずにはいられないんだ!」
ものすごーく不満そうな目で見られたので、ぎゅっと抱きしめてからちなみの頭をなでなでする。……まったく、天邪鬼もほどほどにしないとダメだぞ、俺。
「は、はぅ……」
頬を染めながら、ちなみは恍惚とした声を上げた。
「なんで頭なでられただけでそんな声が?」
「……う、うるさい。いーから、もっとなでなで」
そうしてずっとなでなでした翌日、ちなみと一緒に学校へ向かう。
「……いい、秘密だからね」
「まぁいいんだけど……俺の彼女はこんな可愛いんだって自慢したかったな」
「あ、あぅ……。と、とにかく、秘密を破ったら、なでなで禁止」
「む……し、しかし、それはお前も辛いんじゃ?」
「う……え、えと、……ええと、とにかく、秘密だから。……約束」
秘密を破っても特に罰則はないらしい。とはいえ、可愛い恋人の頼みを断るほど野暮じゃない。
「んー……了解。じゃ、学校では今まで通りタダの友達ということで」
「ん」
満足したように頷くちなみと一緒に教室に入る。
さて、どこまで我慢できるか分からんけど、約束は約束だ。今まで通り友達として振る舞おう。
ちなみの手を握ったり抱きしめたり頭なでなでしたり等、ラブい行為をしたくなる欲望と戦っていると昼休みになっていた。無駄に疲れた。
「……ちょっと、来て」
机に頭を乗せてぐったりとしてると、ちなみが俺を呼んだ。
「ん、なんか用か?」
「……いーから」
いつになく強引に俺の手を引っ張り、ちなみは教室を出た。
「あ、あの、ちなみ? 一体どこに?」
「えーと……あ、ここなら大丈夫かな」
ちなみは使われていない空き教室を見つけると、ずかずかと中に入って行った。手を繋がれているので、俺も一緒に入る。
「一体なんの……用、で……」
教室に入ってドアを閉めるなり、ちなみがぎゅっと抱きついてきた。
「ち、ちなみ?」
「…………」
「お前な、学校じゃ友達のフリって……」
「……ここじゃ、誰も見てないもん」
「いや、いつ誰がやってくるか分からんし、な?」
現に教室の壁ひとつ挟んで、生徒たちの声がここまで届いてくる。何かのはずみで誰かやってきてもおかしくないだろう。
「……我慢、できなかったんだもん」
「はい?」
「……だって、タカシとくっつきたかったんだもん。……帰るまで我慢、できないもん」
そう言って、ちなみはふにふにと自分の顔を俺の胸にこすりつけた。
「あ、お、俺も……」
思わず抱きしめそうになるが、ぐっと我慢。どんな些細なことでも、約束は約束だ。
「でも、学校いるときは友達のフリすんだろ? ほら、離れて離れて」
「ヤ」
「ヤ、って……子供か」
「……子供でいいもん。……いっしょにいたいもん」
困った。すがりつくように俺に抱きつくちなみに、俺の心は陥落寸前です。あとちょっとで堕ちる。
「……はぁ。秘密のある大人な女性になるんじゃないのか?」
「……いいもん。タカシにぎゅってしてもらえないなら、子供でいいもん」
大人どころか、幼児あたりまで退行しているようなちなみの言動に、もうにやけるのを止められなかった。
「甘えん坊とか言ってたの、誰だっけ?」
「……タカシはいじわるだ。……でも、そんなとこも……嫌いじゃない」
「……んー、まぁ嫌いじゃないでもいいんだけど、たまにゃ好きって言わない?」
「……別に、タカシなんて好きじゃないもん。……嫌いじゃないだけだもん」
そう言って、ちなみはぎゅっと俺を抱きしめた。
「……なでなでも、嫌いじゃない」
「あー、はいはい」
催促されたので、優しくちなみの頭をなでる。
「♪♪♪」
ちなみはとても嬉しそうに目を細めた。
「さって、満足したらぼちぼち飯食いに行こうぜ。腹減った」
「……まだ。全然満足してない」
「え、でもあんまり時間ないし」
「……もっと、なでなで」
飯とちなみ、天秤にかけてどっちに傾くかなんて考えるまでもない。俺はちなみの頭をなでなでした。……ま、あとちょっとなでたら満足するだろう。
──なんて考えながらちなみの頭をなでてたら、5限目のチャイムが鳴ったので驚いた。情けない音を出す腹を抱えながら、ちなみと一緒に教室に戻る。
「……お腹へった」
「俺も……」
「……タカシのせいだ。……私をお腹ペコペコにするだなんて……許しがたい行為」
「いやいや、ちなみがなでなでしてくれって……あ、いや、なんでもない。俺が悪かったです」
むーっという感じの目で睨まれたので黙る。……まぁ、俺も楽しかったしいいか。
「……でも、みんなには秘密。秘密のある女性……大人って感じ。……これで子供とか言われない予感」
「ばか」
「むっ。……ばかじゃない」
そういう訳の分からん理由で、みんなには秘密らしい。
「秘密ということは、手を繋ぐのも、ほっぺぷにぷにも、頭なでなでも、抱っこも不可?」
「……不可。……まったく、タカシはすぐベタベタしようとする。……まったく、やれやれだぜー」
「むぅ……け、けど、誰も見てなけりゃいいんだよな?」
「……まぁ、タカシがどうしてもと言うなら」
「いや、どうしてもしたい訳では」
「…………」
「どうしてもイチャイチャしたいです」
ものすごく不満そうな目で見られたので、こちらから折れる。
「……ふぅ、やれやれ。……仕方ないので、誰も見てないならイチャイチャしてもいい。……まったく、タカシは甘えん坊だ」
言葉の上では不満そうにしながら、ちなみは口元を緩ませた。
「……じゃ、じゃあ早速なでなで、する……?」
期待を込めた視線を向けられる。なでなですれ、と目が訴えている。ここにどうぞ、と頭が俺に向けられる。
「いや、今は別に」
「…………」
「常になでなでしないと発狂するんだ。なでずにはいられないんだ!」
ものすごーく不満そうな目で見られたので、ぎゅっと抱きしめてからちなみの頭をなでなでする。……まったく、天邪鬼もほどほどにしないとダメだぞ、俺。
「は、はぅ……」
頬を染めながら、ちなみは恍惚とした声を上げた。
「なんで頭なでられただけでそんな声が?」
「……う、うるさい。いーから、もっとなでなで」
そうしてずっとなでなでした翌日、ちなみと一緒に学校へ向かう。
「……いい、秘密だからね」
「まぁいいんだけど……俺の彼女はこんな可愛いんだって自慢したかったな」
「あ、あぅ……。と、とにかく、秘密を破ったら、なでなで禁止」
「む……し、しかし、それはお前も辛いんじゃ?」
「う……え、えと、……ええと、とにかく、秘密だから。……約束」
秘密を破っても特に罰則はないらしい。とはいえ、可愛い恋人の頼みを断るほど野暮じゃない。
「んー……了解。じゃ、学校では今まで通りタダの友達ということで」
「ん」
満足したように頷くちなみと一緒に教室に入る。
さて、どこまで我慢できるか分からんけど、約束は約束だ。今まで通り友達として振る舞おう。
ちなみの手を握ったり抱きしめたり頭なでなでしたり等、ラブい行為をしたくなる欲望と戦っていると昼休みになっていた。無駄に疲れた。
「……ちょっと、来て」
机に頭を乗せてぐったりとしてると、ちなみが俺を呼んだ。
「ん、なんか用か?」
「……いーから」
いつになく強引に俺の手を引っ張り、ちなみは教室を出た。
「あ、あの、ちなみ? 一体どこに?」
「えーと……あ、ここなら大丈夫かな」
ちなみは使われていない空き教室を見つけると、ずかずかと中に入って行った。手を繋がれているので、俺も一緒に入る。
「一体なんの……用、で……」
教室に入ってドアを閉めるなり、ちなみがぎゅっと抱きついてきた。
「ち、ちなみ?」
「…………」
「お前な、学校じゃ友達のフリって……」
「……ここじゃ、誰も見てないもん」
「いや、いつ誰がやってくるか分からんし、な?」
現に教室の壁ひとつ挟んで、生徒たちの声がここまで届いてくる。何かのはずみで誰かやってきてもおかしくないだろう。
「……我慢、できなかったんだもん」
「はい?」
「……だって、タカシとくっつきたかったんだもん。……帰るまで我慢、できないもん」
そう言って、ちなみはふにふにと自分の顔を俺の胸にこすりつけた。
「あ、お、俺も……」
思わず抱きしめそうになるが、ぐっと我慢。どんな些細なことでも、約束は約束だ。
「でも、学校いるときは友達のフリすんだろ? ほら、離れて離れて」
「ヤ」
「ヤ、って……子供か」
「……子供でいいもん。……いっしょにいたいもん」
困った。すがりつくように俺に抱きつくちなみに、俺の心は陥落寸前です。あとちょっとで堕ちる。
「……はぁ。秘密のある大人な女性になるんじゃないのか?」
「……いいもん。タカシにぎゅってしてもらえないなら、子供でいいもん」
大人どころか、幼児あたりまで退行しているようなちなみの言動に、もうにやけるのを止められなかった。
「甘えん坊とか言ってたの、誰だっけ?」
「……タカシはいじわるだ。……でも、そんなとこも……嫌いじゃない」
「……んー、まぁ嫌いじゃないでもいいんだけど、たまにゃ好きって言わない?」
「……別に、タカシなんて好きじゃないもん。……嫌いじゃないだけだもん」
そう言って、ちなみはぎゅっと俺を抱きしめた。
「……なでなでも、嫌いじゃない」
「あー、はいはい」
催促されたので、優しくちなみの頭をなでる。
「♪♪♪」
ちなみはとても嬉しそうに目を細めた。
「さって、満足したらぼちぼち飯食いに行こうぜ。腹減った」
「……まだ。全然満足してない」
「え、でもあんまり時間ないし」
「……もっと、なでなで」
飯とちなみ、天秤にかけてどっちに傾くかなんて考えるまでもない。俺はちなみの頭をなでなでした。……ま、あとちょっとなでたら満足するだろう。
──なんて考えながらちなみの頭をなでてたら、5限目のチャイムが鳴ったので驚いた。情けない音を出す腹を抱えながら、ちなみと一緒に教室に戻る。
「……お腹へった」
「俺も……」
「……タカシのせいだ。……私をお腹ペコペコにするだなんて……許しがたい行為」
「いやいや、ちなみがなでなでしてくれって……あ、いや、なんでもない。俺が悪かったです」
むーっという感じの目で睨まれたので黙る。……まぁ、俺も楽しかったしいいか。
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