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2024年11月22日
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【ツンデレの家で便所を借りたら】
2012年12月09日
昨今の寒さときたら、便座の冷たさのあまり便所に行くのをためらうほどだ。
「その点お前の家のトイレはいいな。いつでもいつだって便座が温かい。ただ夏場が大変そうで可哀想に思います」
「……今日も馬鹿なんだね。がんばれ、がんばれ」ナデナデ
憐憫に満ちた瞳の友人に冒頭から頭をなでられる俺です。コンチクショウ。
「冗談に決まっとろーが」
「……なんだ。タカシのことだ、その程度の知能指数しかないと思ったのに。……タカシにはがっかりだ」ムー
「なぜ俺が失望されなければならない」
「……ところで、便所を借りに来ただけなのか。もしそうなら大変に迷惑なので二度と来るな」
「この娘さんは酷いことを言うね。遊びに来たら尿意をもよおしただけだよ」
「……うら若い娘の前で尿意とか、もうそういうプレイをする前フリとしか思えない」
「さすがに童貞の身で聖水プレイはハードルが高すぎます」
「……やーい童貞。ばーかばーか」
「繰り返すが、この娘さんは酷いことを言うものだ」
言われっぱなしも悔しいので、ちなみのほっぺを引っ張って溜飲を下げる。
「……で、遊びって何するの」
「ほっぺを引っ張られてるんだから、何らかの反応がほしいところですね」
「……痛い、でもお兄ちゃんのくれた痛みだから、嬉しい」
「何の話ですかっ!?」
「……いざという時、なんかそういうこと言った方が喜びそうなので、練習」
「しなくていいです」
否定の意を込めてちなみの頭をぐしぐしなでる。
「……分かった。呼称を『にぃにぃ』に変更する」
「何も分かっちゃいない、ということは理解した」
褒めてない。胸を張るな。えっへんじゃねえ。
「はぁ……。あと、お兄ちゃんじゃねえ。いや勿論そう呼ばれることに異論はないというかその!」
「……これはびっくり。タカシが相手とか100回生まれ変わってもありえないのに、当然自分が相手と思い込んだ台詞が飛び出した」
「これが101回の生まれ変わりなので、可能性はあるな」
「…………。そういう返しがぽんっと出てくるのは、ちょっとすごいと思う」
「そ、そうかなぁデヘヘうへへへイヒヒヒヒ」
「ただ、そのあとの酷い顔にはただただ残念だ」ションボリ
「全くだ……」ションボリ
「……まあいい。101回めの生まれ変わりなら仕方ないので、する?」
「いいのっ!? 口からでまかせが得意でよかった!」
「……当然、嘘だが」
「おや、まあ」
「……んじゃ、何しよっか。ゲームでもする? それともトランプとか?」
「じゃあトランプマンのものまねするから、トランプ貸して」
「……ゲームしよう」
「びっくりするくらいクオリティーの低いものまねだったので、正直助かった」
そんなわけで、ゲーム機のセッティング。なのだが。
「いつになったらこの家にSFC以外のハードが現れるのだ」
「……お母さんが昔使ってたのをもらったから、新しいのは現れない予感」
「なるほど。それなら大事に使わないとな」
「…………。……ん」
何やら嬉しそうに小さく微笑んで、ちなみはコクコクうなずいた。
「どしました」
「……ん、別に。……んふふ」
「だから、どしたっての」
「……んんん。なんでもない。……ただ、私の眼に間違いはなかったな、と再認識しただけ」
「?」
「いいの。……あ、そだ。……晩ご飯、食べてく?」
「いや、流石にそこまで甘えるつもりはないから遠慮しとく」
「……残念、もうお母さんはスーパーに買物に出かけた。……タカシがいなければ、大量の食材は消費しきれず廃棄される運命にある」
「晩飯食うと、なんか泊まる運びになるからなあ……」
「……こほん。『痛い、でもにぃにぃのくれた痛みだから、嬉しい』」
「するな。練習をするな」
「……ま、いい。……とにかく、そゆことなので、晩ご飯は食べて行け」
そゆことらしい。
「その点お前の家のトイレはいいな。いつでもいつだって便座が温かい。ただ夏場が大変そうで可哀想に思います」
「……今日も馬鹿なんだね。がんばれ、がんばれ」ナデナデ
憐憫に満ちた瞳の友人に冒頭から頭をなでられる俺です。コンチクショウ。
「冗談に決まっとろーが」
「……なんだ。タカシのことだ、その程度の知能指数しかないと思ったのに。……タカシにはがっかりだ」ムー
「なぜ俺が失望されなければならない」
「……ところで、便所を借りに来ただけなのか。もしそうなら大変に迷惑なので二度と来るな」
「この娘さんは酷いことを言うね。遊びに来たら尿意をもよおしただけだよ」
「……うら若い娘の前で尿意とか、もうそういうプレイをする前フリとしか思えない」
「さすがに童貞の身で聖水プレイはハードルが高すぎます」
「……やーい童貞。ばーかばーか」
「繰り返すが、この娘さんは酷いことを言うものだ」
言われっぱなしも悔しいので、ちなみのほっぺを引っ張って溜飲を下げる。
「……で、遊びって何するの」
「ほっぺを引っ張られてるんだから、何らかの反応がほしいところですね」
「……痛い、でもお兄ちゃんのくれた痛みだから、嬉しい」
「何の話ですかっ!?」
「……いざという時、なんかそういうこと言った方が喜びそうなので、練習」
「しなくていいです」
否定の意を込めてちなみの頭をぐしぐしなでる。
「……分かった。呼称を『にぃにぃ』に変更する」
「何も分かっちゃいない、ということは理解した」
褒めてない。胸を張るな。えっへんじゃねえ。
「はぁ……。あと、お兄ちゃんじゃねえ。いや勿論そう呼ばれることに異論はないというかその!」
「……これはびっくり。タカシが相手とか100回生まれ変わってもありえないのに、当然自分が相手と思い込んだ台詞が飛び出した」
「これが101回の生まれ変わりなので、可能性はあるな」
「…………。そういう返しがぽんっと出てくるのは、ちょっとすごいと思う」
「そ、そうかなぁデヘヘうへへへイヒヒヒヒ」
「ただ、そのあとの酷い顔にはただただ残念だ」ションボリ
「全くだ……」ションボリ
「……まあいい。101回めの生まれ変わりなら仕方ないので、する?」
「いいのっ!? 口からでまかせが得意でよかった!」
「……当然、嘘だが」
「おや、まあ」
「……んじゃ、何しよっか。ゲームでもする? それともトランプとか?」
「じゃあトランプマンのものまねするから、トランプ貸して」
「……ゲームしよう」
「びっくりするくらいクオリティーの低いものまねだったので、正直助かった」
そんなわけで、ゲーム機のセッティング。なのだが。
「いつになったらこの家にSFC以外のハードが現れるのだ」
「……お母さんが昔使ってたのをもらったから、新しいのは現れない予感」
「なるほど。それなら大事に使わないとな」
「…………。……ん」
何やら嬉しそうに小さく微笑んで、ちなみはコクコクうなずいた。
「どしました」
「……ん、別に。……んふふ」
「だから、どしたっての」
「……んんん。なんでもない。……ただ、私の眼に間違いはなかったな、と再認識しただけ」
「?」
「いいの。……あ、そだ。……晩ご飯、食べてく?」
「いや、流石にそこまで甘えるつもりはないから遠慮しとく」
「……残念、もうお母さんはスーパーに買物に出かけた。……タカシがいなければ、大量の食材は消費しきれず廃棄される運命にある」
「晩飯食うと、なんか泊まる運びになるからなあ……」
「……こほん。『痛い、でもにぃにぃのくれた痛みだから、嬉しい』」
「するな。練習をするな」
「……ま、いい。……とにかく、そゆことなので、晩ご飯は食べて行け」
そゆことらしい。
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Comment
No title
キグウにもスーファミが減益だったのでちなみには共感する!
無題
ちなみんはなんというかペロペロしたくなりますね?