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2024年11月21日
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【ツンデレに思ったことを言ったら】
2012年09月15日
「あっ! 幼女と触れ合いたい!」
「…………」
思ったことを言っただけなのに、さっきまで普通に会話をしていたちなみが俺から明らかに距離を取った。
「どうして離れる」
「……タカシは日々成長するのだなあ、という事実をまざまざと見せつけられたので」
「どういうこと?」
「……言動が気持ち悪い」
「なるほど。ところでちなみ、ものは相談なのだが」
「嫌」
「俺に」
「嫌」
「ぺろぺろ」
「嫌」
「されることに抵抗はあるか?」
「……三連嫌をこれほど容易く無力化するとは。タカシにはほとほと脱帽だ」
「いやぁ。でへへぇ」
「……褒めていない。早く死ね」
「なんと」
「……そして質問の答えだが、死ね」
「なんと」
「……どうしてタカシなんかにぺろぺろされなければいけないのか。それならまだ硫酸の海に身を投じる方が遥かにマシだ」
「生きながら溶ける方がマシとは。どれほど俺は嫌われているのだ」
「……これくらい?」
ちなみは無表情なまま俺の頬に触れると、両手でむいむい引っ張った。
「痛い」
「……私に力があればこのまま引き千切れたものを。無力な自分が憎い」
「おや、知らず死に瀕していたようだ。世界は常に危険と隣り合わせと再確認できてよかったよ」
「……それはよかった。じゃあ死ね」
「嫌です」
「……死んで?」(こてりと小首を傾げながら)
「はいっ! ああしまった、罠にはまった!」
「……死ね、死ーね」
ちなみは嬉しそうに(と言っても無表情は崩していないが)腕をぱたぱたさせながら、俺を囃し立てた。
「うーん。分かった、俺のお願いを聞いてくれたら死ぬ」
「……嫌だ。何もできずに虫のように死ね」
「虫だけに俺のお願いを無視する。なんちて。うひゃひゃ」
「…………」
「……分かってる。分かってるんだ。だけど、言わずにはいられなかったんだ」
「……がんばれ、がんばれ」
ついさっき死ねと言ってきた奴に慰められたうえ、頭までなでられた。超泣きそう。
「……あまりに哀れなのでお願いを聞いてやる。なに?」
「自爆した甲斐があった。ええとだな、お前の顔をぺろぺろさせ」
「却下」
「なんと」
「……とても気持ちが悪いので」
「俺は気持ちよくなるよ?」
「……却下」
「なんと」
「……じゃあ、聞いたので、死ね」
「うーん、まあ、いっか。じゃあ数十年後に寿命で死ぬよ」
「がーん。騙された。……だが、死因を聞いてなかったのはこちらの落ち度か。仕方ない、今回は諦めるが、次はちゃんと死ぬように」
「はい」(なでなで)
「……なんでなでる」
ちなみは迷惑そうに顔をしかめた。
「ちなみの顔を舐められなかったので、その代償行為」
「……うーん、いつだって気持ち悪い。すごい才能だ」
「じゃ、なでるのは諦めてちなみをぺろぺろするよ。ああ残念無念」
「……却下」
「ままならぬ」
しょうがないので、ちなみをなでてました。
「……ん」
あと、ちなみが迷惑そうだったのは最初だけで、なでられてなんかちょっと嬉しそうになってることは、俺だけの秘密だ。
「…………」
思ったことを言っただけなのに、さっきまで普通に会話をしていたちなみが俺から明らかに距離を取った。
「どうして離れる」
「……タカシは日々成長するのだなあ、という事実をまざまざと見せつけられたので」
「どういうこと?」
「……言動が気持ち悪い」
「なるほど。ところでちなみ、ものは相談なのだが」
「嫌」
「俺に」
「嫌」
「ぺろぺろ」
「嫌」
「されることに抵抗はあるか?」
「……三連嫌をこれほど容易く無力化するとは。タカシにはほとほと脱帽だ」
「いやぁ。でへへぇ」
「……褒めていない。早く死ね」
「なんと」
「……そして質問の答えだが、死ね」
「なんと」
「……どうしてタカシなんかにぺろぺろされなければいけないのか。それならまだ硫酸の海に身を投じる方が遥かにマシだ」
「生きながら溶ける方がマシとは。どれほど俺は嫌われているのだ」
「……これくらい?」
ちなみは無表情なまま俺の頬に触れると、両手でむいむい引っ張った。
「痛い」
「……私に力があればこのまま引き千切れたものを。無力な自分が憎い」
「おや、知らず死に瀕していたようだ。世界は常に危険と隣り合わせと再確認できてよかったよ」
「……それはよかった。じゃあ死ね」
「嫌です」
「……死んで?」(こてりと小首を傾げながら)
「はいっ! ああしまった、罠にはまった!」
「……死ね、死ーね」
ちなみは嬉しそうに(と言っても無表情は崩していないが)腕をぱたぱたさせながら、俺を囃し立てた。
「うーん。分かった、俺のお願いを聞いてくれたら死ぬ」
「……嫌だ。何もできずに虫のように死ね」
「虫だけに俺のお願いを無視する。なんちて。うひゃひゃ」
「…………」
「……分かってる。分かってるんだ。だけど、言わずにはいられなかったんだ」
「……がんばれ、がんばれ」
ついさっき死ねと言ってきた奴に慰められたうえ、頭までなでられた。超泣きそう。
「……あまりに哀れなのでお願いを聞いてやる。なに?」
「自爆した甲斐があった。ええとだな、お前の顔をぺろぺろさせ」
「却下」
「なんと」
「……とても気持ちが悪いので」
「俺は気持ちよくなるよ?」
「……却下」
「なんと」
「……じゃあ、聞いたので、死ね」
「うーん、まあ、いっか。じゃあ数十年後に寿命で死ぬよ」
「がーん。騙された。……だが、死因を聞いてなかったのはこちらの落ち度か。仕方ない、今回は諦めるが、次はちゃんと死ぬように」
「はい」(なでなで)
「……なんでなでる」
ちなみは迷惑そうに顔をしかめた。
「ちなみの顔を舐められなかったので、その代償行為」
「……うーん、いつだって気持ち悪い。すごい才能だ」
「じゃ、なでるのは諦めてちなみをぺろぺろするよ。ああ残念無念」
「……却下」
「ままならぬ」
しょうがないので、ちなみをなでてました。
「……ん」
あと、ちなみが迷惑そうだったのは最初だけで、なでられてなんかちょっと嬉しそうになってることは、俺だけの秘密だ。
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Comment
無題
ムラムラするとこんなん書くのかよwwww