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2024年12月05日
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【ツンデレに「すっげぇすべすべ肌。ほっぺたすりすりしていい?」って言ったら】

2010年04月24日
 授業中、暇なので斜め前の席に座ってるちなみを見る。真面目に授業を受けてるのかと思いきや、眠そうに船を漕いでいた。
「ちなみー、お前寝てたぞ」
 授業が終わったので、ちなみに話しかける。
「……寝てない。……眠りそうになっただけ。……視姦しないでほしい」
「女の子が視姦とか言うなッ! ったく、今時の娘さんにゃあついてけません」
 喋りながら、なんとなくちなみのほっぺをいじくる。
「うぉっ、すっげぇすべすべな肌だな。スベスベマンジュウガニみたい」
「……胸がつるつるな奴は肌までつるつるだな、とタカシは言う」
「一言も言ってねえ!」
 ちなみに内蔵されてる言語変換機能は壊れてると思う。俺限定で。
「しかし、本当にすべすべだな。……な、ちっとでいいからすりすりしていい?」
「……みんながいる学び舎で、タカシはえっちなことをしようとする」
「えっちくねえ! ……あ、いや、ちっとはえっちぃか?」
「うう……身も心もぼろぼろにされる予感。……はっ、ちょっと悲劇のヒロインっぽい」
 調子こいてる娘さんにデコピンする。
「うう……タカシはひどい。……私を暴力で手篭めにするつもりだ」
 ちなみは両手でおでこを押さえ、非難するような目つきで俺を見た。
「しない! しません! もーいい、俺が悪かったよ」
 自分の席に戻ろうとすると、小さく「あ……」と聞こえた。
「ん? なんだ?」
「……そ、その、……ここじゃなくて、……人がいない場所でなら、……その」
「へ?」
「……だ、だから、……べ、別に、深い意味はないけど、その、……いいけど」
 ちっ、ちっ、ちっ、ちーん。計算終了。
「初めてをくれるってことだな?」
 頬を引っ張られた。違うようだ。
「……そ、その、……ほっぺ。……ほっぺ、すりすりしたいって言ったから」
 ちなみは俯きがちな顔を赤くして言った。
「あー……その提案は非常に嬉しいが、いいのか?」
「……このままじゃ、タカシが性犯罪者になるから」
 なりません。なりませんが、そう指摘するとすりすりがなくなるのでフリをしよう。
「俺はつるつるほっぺに目がない性犯罪者なんだ~。ちなみー、ほっぺすりすりさせろ~」
「……うう、本当にヤバイ人になっちゃった。……ええと、警察……いや、病院かな」
「ごめんなさい冗談です」
 いそいそと携帯を取り出したので慌てて謝る。
「じゃ、じゃあ行こうか。人来ないところ……保健室か体育倉庫、もしくは男子便所か。なんともエロいワード連発ですな」
「……ダメ。……学校終わってから、タカシの部屋で」
「それはやっぱり初めてをくれるってことじゃないのか?」
 頬を引っ張られた。違うようだ。

 そういうわけで放課後、ちなみを連れ自宅へ急行。長らくおあずけを食らっていたため、凄くすりすりしたいです。
「では! すりすりを! すりすりを!」
「う、うう……目が血走ってる。……早まったかなぁ」
「いいな! いいよな! ほっぺすりすりしますよ!?」
 ちなみはしばらく逡巡すると、小さく頬を染めてコクンと頷いた。
「で、では、いざ!」
 ちなみの肩に手を置き、ほっぺとほっぺをすり合わせる。
「う、うぉぉ……凄い」
 ちなみのほっぺはとんでもなく気持ちよかった。まるで……いや、何かに例えるのも馬鹿馬鹿しい。それほど、ちなみのほっぺは魅力的だった。
「う、うう……凄いとか、言わないでほしい」
 ほっぺをすり合わせているので、自然ちなみの真っ赤な顔が目の前に映る。
「いや、でも凄い気持ちいいぞ。……これは、中毒になりそうだな」
「うう……中毒って、なんか嫌な言い方」
「ダメだ、もう俺はちなみのほっぺ中毒。これは毎日すりすりしないと、生きていく希望を失うな」
「……今日だけだから、タカシは明日から生きる希望ぜろ。……やったね」
「じゃあ、ほっぺすりすりしまくって、その感触を抱いたまま明日自殺する」
「……う、困った。……じ、じゃあ、しかたないから、……明日からも、……ちょっとなら、別に」
 巧みな政治交渉の結果、明日からのほっぺを確保できたので、俺は安心してちなみのほっぺをすりすりしまくった。

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