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2024年12月04日
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【成績優秀なツンデレ】
2010年01月25日
生徒会長は普段勉強なんてしないくせに、学年でトップとかふざけた状況なので呪う事にした。しかし、わら人形なぞどこで仕入れたらいいのか分からない。
「売ってる場所とか知りません?」
「私に聞くな、この馬鹿ッ!」
物知りな生徒会長に事情全部話したら怒られた。
「まあ、いいじゃん。で、知りませんか?」
「知らないし、仮に知ってても教えるわけないだろ、ばか。……まったく、どうしてこんな奴が副生徒会長なんだ?」
「恐らく、子守役として」
「だっ、誰が子供だっ、誰が!?」
「会長。かーわいいね」
会長の頭をくりくりなでると、火が点いたように怒った。
「子供じゃないっ! お前より年上だ、ばかっ!」
「はぁ」
「うー……全然敬ってる感じじゃない」
会長は腰に手をあてて俺を睨んだ。しかし、どう見ても子供が無理して大人ぶってるようにしか見えないので、自然と顔が綻んでしまう。
「に、にやにやすんな、ばかー!」
「や、つい。微笑ましさとロリコンとしての喜びが顔に」
「寄るな、変態っ!」
「嫌われた」
ショックのあまりその場にうずくまる。
「むぎゅーっ! わ、私を巻き込んでうずくまるな、ばかあ!」
「しまった、近くにちっこくて抱き心地のよさそうな物体があったせいで、つい」
言いながらも、会長のすべすべ肌が俺の駄目な部分を刺激するので、思わずほお擦りしてしまう。
「すっ、すりすりすんなあ!」
「いやはや、気持ちいい」
「がぶがぶがぶっ!」
「大変痛い!」
すりすりしてたらほっぺをがぶがぶ噛まれ、痛みのあまり手を離してしまう。会長は慌てて俺から離れ、すごく怖い顔で俺を睨んだ。
「お前なあ……ちょっとそこ座れ。説教だ」
「明日でいいですか? 今日はなんだか眠くて」
「今すぐ!」
子供の言うことをきくのも大人の役目なので、唯々諾々と座る。
「お前は普段からそうだが、目上の者を敬う精神がない」
「いやいや、敬ってますよ? 会長はこんな小さいのに毎日頑張ってるなあって」
「そこっ! “こんな小さい”ってのが余計だっ!」
「いやいや、背丈の話なのでそんな過剰に反応する必要はないかと」
「それ以外に何があるっ! ……あっ、むっ、胸か、胸なのかっ!?」
会長はつるぺたい胸を隠した。
「会長は性格も含め、全身その全てが俺のストライクゾーンに入ってるので毎日辛いです。どうしてくれる」
「うっ、うるさいっ、ばかっ! そんなの私の知ったことじゃないっ!」
「そこは『じゃ、じゃあ、……お兄ちゃん、私の全部、もらってくれる?』とか言ってくれると幸いなのですが」
「お前もう退学しろ!」
「まあそれは追々考えるとして、会長。とりあえずわら人形の話の続きを」
「しないっ! だいたい、なんで私を呪うんだ? お、おまえは……その、私が好きなのだろう?」
「はあ、まあ」
「じゃーその相手を呪うっておかしいだろう!」
「理性と感情が矛盾するなんて思春期にはよくある話ですよ」
「当の本人が冷静に言うなっ! お前が言うことは基本、何も信用できないからな……」
どうやら俺は会長に嫌われているようだ。
「じゃあ呪わないので勉強教えて、勉強。このままではテストが大変なことに」
「いい気味だ、馬鹿。誰がお前なんかに教えるか」
「しょうがない……テストの分からない問題の答えの欄には、会長の個人情報を連ねるか」
「……教えてやるから、次に生徒会室に来る時は、教科書とノート持って来い」
「ヤッタネ!」
小躍りする俺の横で、会長が小声でいつか殺すとか剣呑なこと言ってるような気がするけど気のせいだ。
「売ってる場所とか知りません?」
「私に聞くな、この馬鹿ッ!」
物知りな生徒会長に事情全部話したら怒られた。
「まあ、いいじゃん。で、知りませんか?」
「知らないし、仮に知ってても教えるわけないだろ、ばか。……まったく、どうしてこんな奴が副生徒会長なんだ?」
「恐らく、子守役として」
「だっ、誰が子供だっ、誰が!?」
「会長。かーわいいね」
会長の頭をくりくりなでると、火が点いたように怒った。
「子供じゃないっ! お前より年上だ、ばかっ!」
「はぁ」
「うー……全然敬ってる感じじゃない」
会長は腰に手をあてて俺を睨んだ。しかし、どう見ても子供が無理して大人ぶってるようにしか見えないので、自然と顔が綻んでしまう。
「に、にやにやすんな、ばかー!」
「や、つい。微笑ましさとロリコンとしての喜びが顔に」
「寄るな、変態っ!」
「嫌われた」
ショックのあまりその場にうずくまる。
「むぎゅーっ! わ、私を巻き込んでうずくまるな、ばかあ!」
「しまった、近くにちっこくて抱き心地のよさそうな物体があったせいで、つい」
言いながらも、会長のすべすべ肌が俺の駄目な部分を刺激するので、思わずほお擦りしてしまう。
「すっ、すりすりすんなあ!」
「いやはや、気持ちいい」
「がぶがぶがぶっ!」
「大変痛い!」
すりすりしてたらほっぺをがぶがぶ噛まれ、痛みのあまり手を離してしまう。会長は慌てて俺から離れ、すごく怖い顔で俺を睨んだ。
「お前なあ……ちょっとそこ座れ。説教だ」
「明日でいいですか? 今日はなんだか眠くて」
「今すぐ!」
子供の言うことをきくのも大人の役目なので、唯々諾々と座る。
「お前は普段からそうだが、目上の者を敬う精神がない」
「いやいや、敬ってますよ? 会長はこんな小さいのに毎日頑張ってるなあって」
「そこっ! “こんな小さい”ってのが余計だっ!」
「いやいや、背丈の話なのでそんな過剰に反応する必要はないかと」
「それ以外に何があるっ! ……あっ、むっ、胸か、胸なのかっ!?」
会長はつるぺたい胸を隠した。
「会長は性格も含め、全身その全てが俺のストライクゾーンに入ってるので毎日辛いです。どうしてくれる」
「うっ、うるさいっ、ばかっ! そんなの私の知ったことじゃないっ!」
「そこは『じゃ、じゃあ、……お兄ちゃん、私の全部、もらってくれる?』とか言ってくれると幸いなのですが」
「お前もう退学しろ!」
「まあそれは追々考えるとして、会長。とりあえずわら人形の話の続きを」
「しないっ! だいたい、なんで私を呪うんだ? お、おまえは……その、私が好きなのだろう?」
「はあ、まあ」
「じゃーその相手を呪うっておかしいだろう!」
「理性と感情が矛盾するなんて思春期にはよくある話ですよ」
「当の本人が冷静に言うなっ! お前が言うことは基本、何も信用できないからな……」
どうやら俺は会長に嫌われているようだ。
「じゃあ呪わないので勉強教えて、勉強。このままではテストが大変なことに」
「いい気味だ、馬鹿。誰がお前なんかに教えるか」
「しょうがない……テストの分からない問題の答えの欄には、会長の個人情報を連ねるか」
「……教えてやるから、次に生徒会室に来る時は、教科書とノート持って来い」
「ヤッタネ!」
小躍りする俺の横で、会長が小声でいつか殺すとか剣呑なこと言ってるような気がするけど気のせいだ。
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