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2024年11月24日
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【ツンデレ母】
2010年03月29日
夏休みっていいよね。宿題とかないと、もっといいよね。今日が31日って嘘だよね。なんだよこの宿題の量。
「タカシ、宿題もうやったの?」
あまりの量にやる気をなくし、居間でぐったりしながらテレビ見てると母さんに声をかけられた。
「した」
「じゃ、見せて。嘘だったらお仕置きね」
「したけど、現在の科学では理解できない事象が起こり、回答欄に埋めた全ての文字が消えた」
「なんでこの子は素直に『してませんでした。嘘ついてごめんなさい、美しいお母様』って言えないのかしらねぇ……」
そう小首を傾げる母さんは、美しいというより可愛らしかった。超童顔の上、145cmという身長のせいで、誰が見ても中学生にしか見えない。……本当に俺の親か?
「聞いてるの、タカシ?」
「どうだろう」
「ちゃんと答えなさい!」
「お腹空いた」
「……この子は。まぁいいわ、なに食べたい?」
「チョコ」
「おやつじゃないの! おかずを聞いてるの、おかず!」
「玉子焼き」
「最初からそう言いなさいよ。……それにしても、チョコが食べたいってアンタもまだまだ子供ねぇ」
なんだか嬉しそうに冷蔵庫の中を覗いてる母さんの言葉に、少しムッとする。
「まんま子供な人に言われたくない」
「こっ、子供じゃないわよ! お母さん、大人よ? ほら見なさい、この溢れる大人の魅力!」
そう言いながら、母さんは上半身を前に倒してぐぐっと胸を寄せた。……う、倒しすぎて、服の隙間からピンク色のが一瞬。
「よ、寄せても寄る胸がないというのは、見てて哀れですね」
だが、母親ので動揺したなんて思われるのはアレなので、心の中を隠したまま強がる。
「よっ、寄ってるわよ! タカシがちゃんと見てないから見えないだけ! ほら、ちゃんと見なさい!」
母さんは俺の頭を抱え、ぐっと胸に押し付けた。ほのかな膨らみと、そしてぽっちの感触が俺の頬に!
「ちょ、ちょっと! 見えない! つーか当たってる、当たってるから!」
いきなりのことに、少し乱暴に母さんの手を払う。……うう、動悸ドキドキ心臓破裂しそう。
「なにを慌ててるの? ……ははーん」
まるで獲物を見つけたかのように、母さんの目が少し細まった。
「ママのおっぱいに興奮しちゃった? あはっ、お母さん綺麗だからドキドキしちゃうわよねー♪」
やけに機嫌よさそうに両手で頬を押さえ、やんやんと年甲斐なくはしゃぐ我が母。
「や、綺麗ってのはどうだろう」
ドキドキしたことにはあえて触れず、気になった部分だけ言及する。
「むーっ!」
すると、急激に機嫌を損ねた母さんに頬をつねられた。
「キレイでしょ! ほら、言ってみて! き・れ・い!」
「胃液」
「全然違うでしょっ!」
「や、可愛いとは思うけどさ、綺麗ってのはちょっと違うような……」
「っ! か、可愛いだなんて、こんなオバサンに何言ってるんだか! まったく、馬鹿な子ねー♪」
機嫌を直した母さんは、遠慮なく俺の背中をバシバシ叩いた。
「いて、いていて」
「それじゃお母さん、ぱぱっとご飯作っちゃうからね。いい子にして待っててねー♪」
スキップでもしそうな勢いで、母さんは台所に向かった。あ、転んだ。パンツ丸出し。
母さんの頭を撫でて慰めてからしばらく後、料理ができたと声がかかった。
「じゃ~ん! おまちどぉ~!」
普通より小さめとはいえ、テーブル半分を占めるほどの巨大な黄色。……全部玉子焼き?
「ちょーっとお母さん張り切っちゃった。でも若いし、大丈夫よね?」
「隠していたけど、実は更年期障害に悩まされる年代なんだ」
「ささっ、召し上がれ♪」
俺の必死の抵抗を無視し、母さんは満面の笑みで俺が食うのを今か今かと待ち構えていた。
「あ、あの、全部は流石に……」
「……お母さんの料理、嫌い……かな?」
「母さんと同じくらい大好きさ!」
演技とはいえ泣きそうになってる母さんを見てると、そんな言葉が口をついて出ていた。一気に玉子焼きに食いつく。なんだこの量。
「お、同じくらいって……もう、この子は馬鹿なことばっか言って♪」
必死で料理と格闘する俺を、母さんは微笑ましそうに、楽しそうに見つめていた。
「タカシ、宿題もうやったの?」
あまりの量にやる気をなくし、居間でぐったりしながらテレビ見てると母さんに声をかけられた。
「した」
「じゃ、見せて。嘘だったらお仕置きね」
「したけど、現在の科学では理解できない事象が起こり、回答欄に埋めた全ての文字が消えた」
「なんでこの子は素直に『してませんでした。嘘ついてごめんなさい、美しいお母様』って言えないのかしらねぇ……」
そう小首を傾げる母さんは、美しいというより可愛らしかった。超童顔の上、145cmという身長のせいで、誰が見ても中学生にしか見えない。……本当に俺の親か?
「聞いてるの、タカシ?」
「どうだろう」
「ちゃんと答えなさい!」
「お腹空いた」
「……この子は。まぁいいわ、なに食べたい?」
「チョコ」
「おやつじゃないの! おかずを聞いてるの、おかず!」
「玉子焼き」
「最初からそう言いなさいよ。……それにしても、チョコが食べたいってアンタもまだまだ子供ねぇ」
なんだか嬉しそうに冷蔵庫の中を覗いてる母さんの言葉に、少しムッとする。
「まんま子供な人に言われたくない」
「こっ、子供じゃないわよ! お母さん、大人よ? ほら見なさい、この溢れる大人の魅力!」
そう言いながら、母さんは上半身を前に倒してぐぐっと胸を寄せた。……う、倒しすぎて、服の隙間からピンク色のが一瞬。
「よ、寄せても寄る胸がないというのは、見てて哀れですね」
だが、母親ので動揺したなんて思われるのはアレなので、心の中を隠したまま強がる。
「よっ、寄ってるわよ! タカシがちゃんと見てないから見えないだけ! ほら、ちゃんと見なさい!」
母さんは俺の頭を抱え、ぐっと胸に押し付けた。ほのかな膨らみと、そしてぽっちの感触が俺の頬に!
「ちょ、ちょっと! 見えない! つーか当たってる、当たってるから!」
いきなりのことに、少し乱暴に母さんの手を払う。……うう、動悸ドキドキ心臓破裂しそう。
「なにを慌ててるの? ……ははーん」
まるで獲物を見つけたかのように、母さんの目が少し細まった。
「ママのおっぱいに興奮しちゃった? あはっ、お母さん綺麗だからドキドキしちゃうわよねー♪」
やけに機嫌よさそうに両手で頬を押さえ、やんやんと年甲斐なくはしゃぐ我が母。
「や、綺麗ってのはどうだろう」
ドキドキしたことにはあえて触れず、気になった部分だけ言及する。
「むーっ!」
すると、急激に機嫌を損ねた母さんに頬をつねられた。
「キレイでしょ! ほら、言ってみて! き・れ・い!」
「胃液」
「全然違うでしょっ!」
「や、可愛いとは思うけどさ、綺麗ってのはちょっと違うような……」
「っ! か、可愛いだなんて、こんなオバサンに何言ってるんだか! まったく、馬鹿な子ねー♪」
機嫌を直した母さんは、遠慮なく俺の背中をバシバシ叩いた。
「いて、いていて」
「それじゃお母さん、ぱぱっとご飯作っちゃうからね。いい子にして待っててねー♪」
スキップでもしそうな勢いで、母さんは台所に向かった。あ、転んだ。パンツ丸出し。
母さんの頭を撫でて慰めてからしばらく後、料理ができたと声がかかった。
「じゃ~ん! おまちどぉ~!」
普通より小さめとはいえ、テーブル半分を占めるほどの巨大な黄色。……全部玉子焼き?
「ちょーっとお母さん張り切っちゃった。でも若いし、大丈夫よね?」
「隠していたけど、実は更年期障害に悩まされる年代なんだ」
「ささっ、召し上がれ♪」
俺の必死の抵抗を無視し、母さんは満面の笑みで俺が食うのを今か今かと待ち構えていた。
「あ、あの、全部は流石に……」
「……お母さんの料理、嫌い……かな?」
「母さんと同じくらい大好きさ!」
演技とはいえ泣きそうになってる母さんを見てると、そんな言葉が口をついて出ていた。一気に玉子焼きに食いつく。なんだこの量。
「お、同じくらいって……もう、この子は馬鹿なことばっか言って♪」
必死で料理と格闘する俺を、母さんは微笑ましそうに、楽しそうに見つめていた。
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