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2024年11月25日
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【デレデレ焼きもち】
2010年05月11日
色々(この部分に原稿用紙1000枚以上費やしたいが省略)あって、かなみと彼氏彼女の関係になった。
けど、みんなに言うのは恥ずかしいと照れながら上目遣いにかなみが言うので、黙っておくことにした。
そして照れかなみの可愛さにますます惚れたりもした。上目遣いは反則だと思います。
翌日、かなみと手をつないで登校する。通いなれた道もなんだか新鮮に映って楽しい。
「へへ……アンタが恋人になるなんて、正直思ってもなかった」
隣で嬉しそうにはにかむかなみを見てると、今すぐにでもほお擦りしたくなるが我慢。
「ちょ、こ、こんなところでほお擦りなんて……」
我慢できなかった。かなみの柔らかなほっぺにすりすりとほお擦りする。
「ああ、やわかいなぁ。幸せだなぁ」
「ぁう……私も、その、……幸せだけど、外では我慢しよ? 恥ずかしいよ」
「うー……、分かった」
もっとすりすりしたいけど、かなみを困らせるのは嫌なので我慢しよう。
「そんな悲しそうな顔しないの。……帰ったら、いっぱいイチャイチャしよ?」
つん、とおでこを突付かれた。お姉さんぶられて悔しいやら顔がにやけるやら。
などとイチャイチャしながら歩いてると、学校が見えてきた。
「あ……もう着いちゃった。……手、離さないと」
そう言うものの、一向に手が別れる雰囲気はない。
「離さないと困るんじゃないのか?」
「あ……う~、うん。……名残惜しいけど」
不満そうに唸られても困る。俺だって名残惜しいんだから。
なんだか寂しくなった手を持て余しながら、かなみと教室へ。
「……おはよ、タカシ」
「おっすちなみ。相変わらず小さいな」
挨拶してきたちなみの頭をいつものように撫でる。
「……む。小さくない。これから大きくなる」
「高校生になって何言ってんだ。諦め……」
なんか、背後からものすげー殺気がビンビン伝わってくる。恐る恐る振り向くと、かなみが視線だけで殺す勢いで俺を睨みつけていた。
「……なんかしたの?」
ちなみが耳打ちするため顔を近づけると、殺気がさらに強まった。気のせいか、寒気がする。
「あー……ちょっと行って来る」
かなみの席へ向かい、できるだけ笑顔で話しかける。
「や、やぁかなみ。ご機嫌いかが」
「……別に」
なんか知らんが超不機嫌体質になってる。なんでだ?
「おっはよータカシ! なぁなぁ、学校終わったらどっか遊びに行かへん? ウチなぁ、久々にゲーセン行きたいねん」
いずみが俺の肩に腕を回しながらにこやかにそう言った。本能が「キケン、キケン」と叫んでる。
「…………」
ほーら、かなみを見てるだけで冷や汗が出てきたぞ。
「ん? どないしたん、なんや顔色悪いで?」
いずみが俺の顔を両手で挟みこみ、無邪気な目でじっと見つめる。
……う、こいつ、ガサツだけど可愛い顔してんだよな。
「……ん? なんや赤ぁなって。照れたんか?」
「てっ、照れてねえ!」
「なんや、照れんでもええやん。ウブやなぁタカシは」
「う、ウブじゃねえ! 超ハードボイルドだぞ! ブラックコーヒーをこよなく愛する無頼なのさ! 苦くて飲めないけど!」
「あははっ、なんや可愛いなぁタカシは。うりうり」
いずみは調子に乗って俺のほっぺをうにうにと突っついた。
「や、やめろって。可愛いとか言うな。ナイスガイと呼べ」
「うりうり、うりうりうり」
ぷちん。
「ん? なんや変な音せえへんかった?」
本能が「ゲームオーバーだ、坊主」とえらく渋い声で告げた。
「……別府君?」
かなみが何かを抑え付けたような声色で俺に話しかけた。名前がタカシじゃなく、別府というところに恐怖を感じずにはいられない。
「ちなみやいずみと、ずいぶん仲いいわねぇ?」
「あ、いや、その、友達だし、仲いいのはいいけど、その」
あれ、なんで俺慌ててるんだ? 変なこと言ってないのに。
「……そうね、友達だもんね。……でも、恋人ほっといて他の女の子とイチャイチャすんな馬鹿ッ!!!」
「げはぁっ!?」
突き上げるような衝撃が腹に響く。見事なまでのボディーブローだった。吐きそう。
「……恋人?」
芋虫のように床を転がっていると、いずみの問いかけるような声が耳に届いた。
「いっ、いや、その、なんていうか、……う~」
かなみは真っ赤な顔をして困惑したように唸っている。これで公認カップルかな、とかなみのパンツを下から眺めながら思った。
案の定、その日のうちに俺とかなみが恋人同士であるという報が学校中を駆け巡った。
同時に、恋人のパンツを覗いてるのがばれて顔を踏まれた馬鹿という報も流れやがった。畜生。
けど、みんなに言うのは恥ずかしいと照れながら上目遣いにかなみが言うので、黙っておくことにした。
そして照れかなみの可愛さにますます惚れたりもした。上目遣いは反則だと思います。
翌日、かなみと手をつないで登校する。通いなれた道もなんだか新鮮に映って楽しい。
「へへ……アンタが恋人になるなんて、正直思ってもなかった」
隣で嬉しそうにはにかむかなみを見てると、今すぐにでもほお擦りしたくなるが我慢。
「ちょ、こ、こんなところでほお擦りなんて……」
我慢できなかった。かなみの柔らかなほっぺにすりすりとほお擦りする。
「ああ、やわかいなぁ。幸せだなぁ」
「ぁう……私も、その、……幸せだけど、外では我慢しよ? 恥ずかしいよ」
「うー……、分かった」
もっとすりすりしたいけど、かなみを困らせるのは嫌なので我慢しよう。
「そんな悲しそうな顔しないの。……帰ったら、いっぱいイチャイチャしよ?」
つん、とおでこを突付かれた。お姉さんぶられて悔しいやら顔がにやけるやら。
などとイチャイチャしながら歩いてると、学校が見えてきた。
「あ……もう着いちゃった。……手、離さないと」
そう言うものの、一向に手が別れる雰囲気はない。
「離さないと困るんじゃないのか?」
「あ……う~、うん。……名残惜しいけど」
不満そうに唸られても困る。俺だって名残惜しいんだから。
なんだか寂しくなった手を持て余しながら、かなみと教室へ。
「……おはよ、タカシ」
「おっすちなみ。相変わらず小さいな」
挨拶してきたちなみの頭をいつものように撫でる。
「……む。小さくない。これから大きくなる」
「高校生になって何言ってんだ。諦め……」
なんか、背後からものすげー殺気がビンビン伝わってくる。恐る恐る振り向くと、かなみが視線だけで殺す勢いで俺を睨みつけていた。
「……なんかしたの?」
ちなみが耳打ちするため顔を近づけると、殺気がさらに強まった。気のせいか、寒気がする。
「あー……ちょっと行って来る」
かなみの席へ向かい、できるだけ笑顔で話しかける。
「や、やぁかなみ。ご機嫌いかが」
「……別に」
なんか知らんが超不機嫌体質になってる。なんでだ?
「おっはよータカシ! なぁなぁ、学校終わったらどっか遊びに行かへん? ウチなぁ、久々にゲーセン行きたいねん」
いずみが俺の肩に腕を回しながらにこやかにそう言った。本能が「キケン、キケン」と叫んでる。
「…………」
ほーら、かなみを見てるだけで冷や汗が出てきたぞ。
「ん? どないしたん、なんや顔色悪いで?」
いずみが俺の顔を両手で挟みこみ、無邪気な目でじっと見つめる。
……う、こいつ、ガサツだけど可愛い顔してんだよな。
「……ん? なんや赤ぁなって。照れたんか?」
「てっ、照れてねえ!」
「なんや、照れんでもええやん。ウブやなぁタカシは」
「う、ウブじゃねえ! 超ハードボイルドだぞ! ブラックコーヒーをこよなく愛する無頼なのさ! 苦くて飲めないけど!」
「あははっ、なんや可愛いなぁタカシは。うりうり」
いずみは調子に乗って俺のほっぺをうにうにと突っついた。
「や、やめろって。可愛いとか言うな。ナイスガイと呼べ」
「うりうり、うりうりうり」
ぷちん。
「ん? なんや変な音せえへんかった?」
本能が「ゲームオーバーだ、坊主」とえらく渋い声で告げた。
「……別府君?」
かなみが何かを抑え付けたような声色で俺に話しかけた。名前がタカシじゃなく、別府というところに恐怖を感じずにはいられない。
「ちなみやいずみと、ずいぶん仲いいわねぇ?」
「あ、いや、その、友達だし、仲いいのはいいけど、その」
あれ、なんで俺慌ててるんだ? 変なこと言ってないのに。
「……そうね、友達だもんね。……でも、恋人ほっといて他の女の子とイチャイチャすんな馬鹿ッ!!!」
「げはぁっ!?」
突き上げるような衝撃が腹に響く。見事なまでのボディーブローだった。吐きそう。
「……恋人?」
芋虫のように床を転がっていると、いずみの問いかけるような声が耳に届いた。
「いっ、いや、その、なんていうか、……う~」
かなみは真っ赤な顔をして困惑したように唸っている。これで公認カップルかな、とかなみのパンツを下から眺めながら思った。
案の定、その日のうちに俺とかなみが恋人同士であるという報が学校中を駆け巡った。
同時に、恋人のパンツを覗いてるのがばれて顔を踏まれた馬鹿という報も流れやがった。畜生。
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