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2024年11月21日
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【何故、自分はかわいいと言われないのか悩むツンデレ(ちなみん以外)】
2010年02月10日
「……私が可愛いと自画自賛しているとでも言うのか」
登校するなりいきなりちなみが詰め寄ってきたので面食らう。
「何の話か、まず俺に話してみたらどうだろう」
「……断る」
それではどうしようもない。仕方ないので頭をなでてやりすごす。
「……ん。もっと」
せがまれたのでさらになでること数分、ようやっと満足したようで、ちなみが口を開いた。
「……そんなことをしている場合ではない。……まったく、タカシときたらすぐに私の頭をなでる。……困ったものだ」
もっとって言ったの誰だったっけ、という視線を向けるが、まるで堪えた様子がない。すげー面の皮。
「……こんなことがあったのです」
話を聞くと、寝てると神が降臨し、「お前以外の娘は可愛いと言われなくて悩んでる。お前は可愛いと言われてよかったね。貧乳? 貧乳ぱぅわーか?」と言ったらしい。
「それは神ではなくて、何か別の存在だと思うます。たぶん、俺に近しい存在」
「……そんなのは、どうでもいい。……問題は、私も可愛いと言われずに悩んでいるというのに、神の野郎、私は除外しやがった。……許すまじ」
おお、ちなみが怒りに燃えている。これは珍しい。
「しかし、本当に悩んでるのか?」
「んんん」
「…………」
普通に否定しやがった。
「……でも、自分を可愛いと思ってる計算高い女だと思われるのも癪だ。……なので、何故、自分は可愛いと言われないのか悩むグループに、私も入れて欲しい」
「可愛い」
「…………」
「ちなみって可愛い」
「……なんでそんなこと言うか」
ちなみの眉根が不満そうに寄った。
「こう言うことにより、可愛いと言われず悩む美少女グループに入れなくなるから」
「……タカシは心底いじわるだ。タカシの発言により、可愛いと言われ慣れてる美少女グループに入らざるを得なくなってしまった」
負けねぇなあ、コイツ。
「……高嶺の花。……私、高嶺の花。……もうタカシには手が届かない」
「届きますが」
ちなみの両脇に手を入れ、持ち上げる。
「……下ろせ」
ぷらーんと手足を投げ出し、やる気なさげにちなみが呟く。年寄りの猫みたい。
「お前軽いなー。ちゃんと飯食ってるか?」
「……下ろせ」
「高いたかーい」
赤ちゃんにするように、ちなみを高く掲げる。
「…………」
すると、不満そうなオーラがちなみ付近から発生した。目尻がきゅっと上がってる。
「……赤子ではないので、嬉しくない」
「俺も、高い高いしても貧乳ゆえの揺れなさが嬉しくない」
「…………」
無言で足をばたつかせ、ちなみは俺の腹を蹴った。
「痛い痛い痛い! 蹴るでない!」
「……揺れる。……信じれば、揺れる」
「物理的に無理。痛い痛い蹴るな!」
あまりに痛いので手を離す。音もなく着地し、ちなみは俺のほっぺを引っ張った。
「……失礼千万丸め」
「船長がやばそうな船の名前ですね」
「……まったく。……失礼なので、私に可愛いと百億万回言うこと。……これ、罰だから」
「馬鹿がよく使う単位ですね」
「……馬鹿に使うから問題ない」
「さては、馬鹿だと思われているな?」
「……いいから、早く言う。……もしくは、なでなで。……1なでなでにつき、10可愛いに換算可能」
「ええと……つまり、10億万回なでなでするのか。お前の頭、磨り減ってなくなりそうだな」
「…………」
不満そうな目つきで見られたので、とりあえずなでておく。
「んー」
満足そうに目が細まったのはいいが、俺は一生をかけてこいつをなでなでするのだろうか。
登校するなりいきなりちなみが詰め寄ってきたので面食らう。
「何の話か、まず俺に話してみたらどうだろう」
「……断る」
それではどうしようもない。仕方ないので頭をなでてやりすごす。
「……ん。もっと」
せがまれたのでさらになでること数分、ようやっと満足したようで、ちなみが口を開いた。
「……そんなことをしている場合ではない。……まったく、タカシときたらすぐに私の頭をなでる。……困ったものだ」
もっとって言ったの誰だったっけ、という視線を向けるが、まるで堪えた様子がない。すげー面の皮。
「……こんなことがあったのです」
話を聞くと、寝てると神が降臨し、「お前以外の娘は可愛いと言われなくて悩んでる。お前は可愛いと言われてよかったね。貧乳? 貧乳ぱぅわーか?」と言ったらしい。
「それは神ではなくて、何か別の存在だと思うます。たぶん、俺に近しい存在」
「……そんなのは、どうでもいい。……問題は、私も可愛いと言われずに悩んでいるというのに、神の野郎、私は除外しやがった。……許すまじ」
おお、ちなみが怒りに燃えている。これは珍しい。
「しかし、本当に悩んでるのか?」
「んんん」
「…………」
普通に否定しやがった。
「……でも、自分を可愛いと思ってる計算高い女だと思われるのも癪だ。……なので、何故、自分は可愛いと言われないのか悩むグループに、私も入れて欲しい」
「可愛い」
「…………」
「ちなみって可愛い」
「……なんでそんなこと言うか」
ちなみの眉根が不満そうに寄った。
「こう言うことにより、可愛いと言われず悩む美少女グループに入れなくなるから」
「……タカシは心底いじわるだ。タカシの発言により、可愛いと言われ慣れてる美少女グループに入らざるを得なくなってしまった」
負けねぇなあ、コイツ。
「……高嶺の花。……私、高嶺の花。……もうタカシには手が届かない」
「届きますが」
ちなみの両脇に手を入れ、持ち上げる。
「……下ろせ」
ぷらーんと手足を投げ出し、やる気なさげにちなみが呟く。年寄りの猫みたい。
「お前軽いなー。ちゃんと飯食ってるか?」
「……下ろせ」
「高いたかーい」
赤ちゃんにするように、ちなみを高く掲げる。
「…………」
すると、不満そうなオーラがちなみ付近から発生した。目尻がきゅっと上がってる。
「……赤子ではないので、嬉しくない」
「俺も、高い高いしても貧乳ゆえの揺れなさが嬉しくない」
「…………」
無言で足をばたつかせ、ちなみは俺の腹を蹴った。
「痛い痛い痛い! 蹴るでない!」
「……揺れる。……信じれば、揺れる」
「物理的に無理。痛い痛い蹴るな!」
あまりに痛いので手を離す。音もなく着地し、ちなみは俺のほっぺを引っ張った。
「……失礼千万丸め」
「船長がやばそうな船の名前ですね」
「……まったく。……失礼なので、私に可愛いと百億万回言うこと。……これ、罰だから」
「馬鹿がよく使う単位ですね」
「……馬鹿に使うから問題ない」
「さては、馬鹿だと思われているな?」
「……いいから、早く言う。……もしくは、なでなで。……1なでなでにつき、10可愛いに換算可能」
「ええと……つまり、10億万回なでなでするのか。お前の頭、磨り減ってなくなりそうだな」
「…………」
不満そうな目つきで見られたので、とりあえずなでておく。
「んー」
満足そうに目が細まったのはいいが、俺は一生をかけてこいつをなでなでするのだろうか。
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