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2024年11月22日
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【ツンデレの靴下を脱がしたら】

2010年02月11日
 かなみが人の家に遊びに来て、俺のベッドの上でうつ伏せに寝そべり、漫画読んで笑ってる。
「その様子をななめ後方からパンツが見えないか必死で眺める俺」
 そんな俺を蹴り飛ばすかなみの足。
「覗くな、変態」
「分かった、触る」
「そういうことじゃない!」
 かなみの尻を両手で鷲掴みしたら、足でビンタされた。器用な奴。
「引き締まってますね。流石は運動部」
「感想言うなッ! ……ったく、次したら殺すわよ」
「分かった、次は違うことしてイライラさせる」
 かなみの目つきに殺意が混じり始めたので、いたづらはやめることにする。そして暇になる俺。
「かなみさん、家主は暇を訴えています」
「知らないわよ。適当に遊んだら?」
「分かった、適当に遊ぶ」
 ベッドにのっかり、かなみの足を掴んで靴下を脱がす。
「あっ、こら! 何するのよ!」
「ここで俺が足フェチであればこすりつける等のアクションをするのだろうが、生憎とそんな性癖はないので、これで終わりだ。期待させてすまなかったな、かなみ」
「万々歳よッ! ……あー、でも、靴下脱いだら楽かも。もう片方も脱がせて」
 靴下を履いてるほうの足を上げ、かなみは俺に足先を出した。
「どっかのお姫様みたいですね」
「お姫様並の美貌はあるけどね」
「すげえ自負心」
「……あによ、あたしが可愛くないっての?」
 こちらに振り向いてるかなみの顔が、ちょっと不満げなものに変化する。
「いや、かなみは可愛いよ」
「んなっ……」
 瞬間湯沸かし器の如く、かなみの顔が一瞬で真っ赤になった。
「そういう風に、不意の褒め言葉に弱いところとか可愛いのではないかと」
「……あ、アンタのそーゆーキザっぽいところ、嫌い」
「じゃあかなみの大好きな変態っぽく行く。パンツ好きぃ」
 スカートをまくりあげ、顔を尻に押し付けたら気持ちいい。
「死にたいようねッ!」
 髪を掴まれ身動きできない状態で顔面を何度も殴打され、とてもとても痛くて泣きそう。
「ごめんなさい」
「謝るくらいなら最初っからするな、馬鹿!」
「いや、殴られる予感はものすごくあったが、尻にほお擦りしたい欲求には勝てなくて。それがしまぱんだった日にはお前、なんかお金あげたい気分。10円あげよう」
「一人くらい殺しても、罪に問われない法律にならないかしらね……」
「かなみが快楽殺人者に!」
「アンタ限定でなりそうよ……」
 せっかくお小遣いをあげたのに、冴えない様子。
「何やらぐったりして、お疲れのようですね。マッサージでもいかが?」
「どーせアンタのことだから、えっちなことするんでしょ?」
「うん。……い、いや、しないよ? たぶん。いや、する。……いやいや、しませんよ? 本当はするけど」
「嘘をつくなら貫き通せッ!」
「嘘とか苦手でして」
「……ったく、変なところで不器用なんだから。ほら、マッサージするんでしょ? 早くしなさいよ」
「エロ許可が出た! よし、尻と言わず乳と言わずまさぐりまくるぞ!」
「えっちなことしたら目ぇ潰す」
「背中から揉ませて頂きます」
 おしっこちびりそうなくらい怖かったので、煩悩を全力で押さえつける。
「……の前に、靴下脱いでから。はい、脱いで」
「うー……めんどい。アンタが脱がせなさいよ」
「任せろ、得意だ」
 いそいそとスカートをずらしたら、またしても会いましたね、しまぱん。
「靴下を! 脱がすに! 決まってるでしょうが!」
「分かっててやったんだ。確信犯なんだ。でも本当は故意犯っていうらしいよ?」
「知るかッ! ていうかちょっとは苦しそうにしろ、ばかっ!」
 パンツ一丁で俺の首を絞めるかなみたんだった。

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